腸骨リンパ節法とはIliac lymph node method for production of monoclonal antibody
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腸骨リンパ節法とは
・腸骨リンパ節を使用します。
・抗原の注射は尾根部への1回のみです。←追加免疫は効率を下げます
・1匹の動物の免疫に必要な抗原量は50~100μgです。
・免疫注射後2~3週間後に細胞融合を行います。
・抗体ができたかどうかは4週間でわかります。
・従来の脾臓を用いる方法の約10倍の効率です。
・陽性ウエルからのクローニングの成功率が高い。
マウス腸骨リンパ節法は、重井医学研究所が開発した画期的な技術です。
マウス腸骨リンパ節法は日本国特許(特許第4098796号)です。腸骨リンパ節法プロトコル
●Development, Growth & Differentiation
An improved iliac lymph node method for production of monoclonal antibodies
●組織細胞化学会 学際企画
モノクローナル抗体の作製 (講習会のテキストです。腸骨リンパ節法が詳しく書かれています)
マウス腸骨リンパ節法
●Acta Histochemica et Cytochemica
Lymphocytes from enlarged iliac lymph nodes as fusion partners for the production of monoclonal antibodies after a single tail base immunization attempt
ラット腸骨リンパ節法
●Cell Structure and Function
A novel method of preparing rat-monoclonal antibody-producing hybridomas by using rat medial iliac lymph node cells
作製のステップ
1:動物への抗原免疫注射
2:細胞融合、腸骨リンパ節細胞の凍結保存、血清の保存
3:スクリーニング
4:ハイブリドーマのクローニング作製スケジュール
・抗原:組み換え蛋白質、合成ペプチド、精製蛋白質、糖鎖などを用意する。
・必要最低抗原量は1~2 mgです。
・免疫に必要な抗原量:マウス1匹あたり50μg、ラット1匹あたり50~100μg
・免疫に必要な抗原濃度:500μg/ml以上抗体の使用目的
目的に応じたスクリーニングが必要です。
・ウエスタンブロットによる抗原の同定
・免疫染色による細胞・組織の染色
・ELISA法による生理活性物質の測定
・アフィニティカラムを用いた抗原の精製
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! 注 意 !
マウス腸骨リンパ節法は、日本国特許です(特許第4098796号)。
特許権者の実施許可無くマウス腸骨リンパ節法を使用すると、特許法に触れます。
大学・研究所等での基礎研究も例外ではありません。
なお、ラットリンパ節法は特許ではありません。ご自由にお使いください。