■ 倉敷昆虫館横にあるビオトープって?
ビオトープとは、野生の生き物のすみかのことです。 しげい病院の「ホッ!とスポット」として、本館1階多目的ホールから眺められるように整備されました。 ここは約2坪(6.5u)ほどの人工的な小さな池の周りに、重井薬用植物園の協力で植えられたいくつかの植物があり、 さらに自然に生えてくる雑草でも虫の集まりそうなものはあえて残しています。ということで、見た目もちょっと美しいとは言いがたい雑然とした感じです。日当たりは午前中が中心で午後は建物の陰になり、換気用の吹き出しの風も強いところがあるのが難です。そんな狭い空間にでも自然と生き物が集まってきて、いろんな繋がりやドラマがあります。 このコーナーでは、そんな小さなビオトープの様子をご紹介します。
▲ビオトープの春夏秋冬
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■ ビオトープの工事・作業などの歴史
2015年(平成27年)
重井理事長よりビオトープとしての活用の提案。重井薬用植物園の片岡園長によりミズアオイや抽水植物およびツメレンゲが植えられたのが今のビオトープの最初。樹木や草花なども植えられ少しずつ整備。
2018年(平成30年)3月
屋上からの雨樋をつたう雨水の一部を池に引き入れるホース設置
水質悪化のため、水の入れ替え作業後(2020年)
■ ビオトープで見られた昆虫記録(2015〜2022年)2024年1月23日更新
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■ ビオトープの主な花たち
季節によりいろいろと移り変わります。 基本的にはあまり手入れをしなくても丈夫な種類を中心に、昆虫の集まる植物が理想です。
ツルニチニチソウ
ガザニア
そのほか、樹木や自然に生えた植物、池の中に藻類などがあります。毎年変化しますが、自然に枯れたものもありますし、昆虫の食草で食べ尽くされて無くなった植物もあります。
■ ビオトープにきた動物たち
植物や昆虫もいれば、動物の仲間もときどきみかけることがあります。
■ 広報誌「はぁもにぃ」283号でビオトープの特集がありました
医療法人創和会広報誌「はぁもにぃ」に、ビオトープの6年間の記録からのショットを載せていただきました。(下の画像クリックで拡大してご覧になれます)
■ これからのビオトープ
このビオトープが眺められるしげい病院のラウンジに、この看板が出てから何年も経ちます。
ビオトープの環境は少しずつ変わっていき、それに対応した生き物たちが集まってきます。そういう意味では常に改造中です。
ご来館の折には何か変化がないか、気にしていただければ幸いです。お気づきのことやご質問がありましたら倉敷昆虫館職員までお声かけください。
これからも少しずつ変化していく様子も楽しみながら、昆虫などの生き物たちを記録していければと思っています。
(2021年4月)
■ おまけ: ビオトープ リサイクル「蜂ハウス(蜂宿)」プロジェクト?(2023年3月)
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倉敷昆虫館 〒710-0051 岡山県倉敷市幸町2-30 しげい病院1階 電話:086-422-8207 メールアドレス:kurakon@shigei.or.jp