病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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昆虫館便り

昆虫館の最近のイベントや情報などをお知らせします。

 

 2024年 「夏の虫 を!つかまえてみる かい!」が開催されました!

 2024年8月12日(月:祝日)「夏の!虫をつかまえてみるかい!」
 重井薬用植物園との共催行事

  暑さを避け早朝より(8:00から10:00)開催されました。天候も素晴らしく、遠くは香川県の家族も含め、50名弱の参加者でした。 倉敷昆虫同好会よりトンボに詳しい守安敦さんに来ていただきました。
 今年は特に虫たちの姿が少ないようでしたが、池のほとり、草むら、湿地、林の中で親子が予想以上の種類の虫たちを観察したり捕まえたりしながら、約2時間を過ごしました。人気のクワガタやカマキリなども捕まえた子どももいました。 樹液に集まるオオスズメバチを遠目に観察することもできました。

朝早く集合、さっそく「池のほとりでトンボとりです

抜けるような青空のもとバッタ類を捕まえました

湿地エリアでの林間でも虫探し

行事最後に木陰に集まり成果の発表どんな虫がとれたかまとめをしました

 

 2024年「みんなでたんけん!夜の昆虫観察会」が開催されました!

 

 2024年7月27日(土)「 みんなでたんけん!夜の昆虫観察会」(重井薬用植物園との共催)
    今年も無事に開催できました。蒸し暑い日でしたが、だんだんと暮れていく植物園で、ライトトラップ体験や懐中電灯で照らしながらの暗い林や草原での虫探し、ちょっとドキドキの探検です。カマキリの脱皮やトンボの羽化、アブラゼミの羽化を観察したり、ライトトラップでは蛾類やカメムシ類、加えてケラが飛来して驚いたり、林でカブトムシを捕まえた親子もいました。

最初に片岡園長から注意事項などを聞きます。暗くなる前に園内の危険箇所を下見しておきます。

灯りに照らした先には、アブラゼミが羽化途中。今年も神秘的な姿が見られました。

倉敷昆虫館職員がライトトラップを3箇所に設置しました。紫外線は目に負担になるので蛍光灯を使用です。最近のLEDは昆虫が集まらないそうです。

ミズアオイではトンボが羽化の真っ最中でした。

 

 2023年「秋の! 虫をつかまえてみる かい!」が開催されました!

 

 2023年9月23日(土)「秋の! 虫をつかまえてみる かい!」(重井薬用植物園との共催)
 場所:重井薬用植物園内

  いつもながらの盛況で昨年同様50名ほどの参加者か、バッタ、コオロギ、カマキリ、トンボなど多くの昆虫を見つけては採り、観察していました。今年は残暑が厳しかったせいか,夏の間山間部へ避暑に行っているアカネ類(アカトンボ)はあまり平野に帰ってきていませんでしたので、少ないように思いました。

 

「外国の昆虫切手」「日本の切手に登場する昆虫」の展示をしています (2023/5/16


新展示のご紹介です。 切手のデザインに昆虫があるものがありますね。 それを集めて標本と共にご紹介する展示箱やパネルを作りました。 日本の懐かしい切手、海外のお国柄がよく分かる素晴らしいデザイン切手など、一見の価値ありです。お越しの際にはぜひご覧ください。

         

 

昆虫標本の貸出をしています

 

 倉敷昆虫館では、標本の貸出もしています。

 倉敷昆虫館の所蔵標本のなかで、データがないものなど標本としては使えないものを集めて貸し出し用の標本箱を作りました。現在はチョウ類・カミキリムシ類・甲虫類・バッタ類・トンボ類など少しずつ並べたものがあります。これからもバッタなど種類を増やしていく予定にしています。さっそく、2020年6月には倉敷市内の保育園から5箱貸出希望があり、園児たちにに見ていただく機会がありました。

 ご興味のある方、貸出ご要望の方は、倉敷昆虫館までご連絡&ご相談ください。

     

貸し出し用 昆虫標本の例

 

「岡山県のレッドリスト昆虫」展示更新について

 

 今回の「岡山県レッドデータブック2020(以下RDB2020と略)」の最大の特徴は、前回の「岡山県レッドデータブック2009(以下RDB2009と略)」と比較して対象となる昆虫が172種から265種と約1.5倍にもなったことです。残念ながら新たに3種が「絶滅」になってしまいました。以下、「絶滅危惧T類」が+13種、「絶滅危惧U類」が+31種というように大幅に増加しています。「留意」のみが−34種ですが、これは上位のカテゴリーに移行していったためであり、決して好転しているわけではありません。

  これら増加した種を分析してみますと、草原性昆虫と水生昆虫が大変目立ちます。例えば今回「絶滅」となったチョウ2種は草原性のものであり、他の昆虫でもこの傾向が見られます。水生昆虫では、ゲンゴロウの仲間がRDB2009の8種から、RDB2020では一気に21種に増加しました。水辺を生活の場とするトンボの仲間も同様です。この草原と水辺という2つの環境は深い山の中にではなく、身近な里山にあるものです。里山の崩壊が進むにつれ昆虫の生息環境はますます悪化し、今後RDB対象の昆虫がさらに増えていくのではと懸念されています。

  今回のRDB2020の発行を受けて、倉敷昆虫館ではこのコーナーの展示を新しくしました。しかし展示スペースから、最大でも95種程度が限界です。

そこで ●「絶滅」と「絶滅危惧T類」は当館に標本がある限りすべてを展示
     ●「絶滅危惧U類」と「準絶滅危惧」は一般の方にもよく知られているものを選定。
         (タガメやハッチョウトンボなど)
     ●「情報不足」と「留意」のカテゴリーの種は残念ですが展示していません。
 なお個々の昆虫の紹介については、今後倉敷昆虫館FBに掲載していきますので、ぜひご覧になってください。

 これらの展示を通じて来館者の皆様のご理解が深まり、岡山県の昆虫の保護につながっていけばと願っています。

 岡山県版レッドデータブック2020

岡山県レッドデータブック2020年度  (2020年5月26日現在)
岡山県のレッドリスト昆虫 最新版(PDF)
(比較あり)
岡山県レッドリスト2009年度版と 環境省レッドリスト2020年度版

 

 
 
 
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倉敷昆虫館 〒710-0051 岡山県倉敷市幸町2-30 しげい病院1階 電話:086-422-8207 メールアドレス:kurakon@shigei.or.jp