病院の中にこんちゅうかん!? 倉敷昆虫館
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 ● 倉敷昆虫館に寄贈していただいた標本紹介

2024.4.29

倉敷昆虫館 岡野貴司 

 

倉敷昆虫館の標本は、昆虫愛好家の寄贈標本によって成り立っています。感謝の意を込めて、比較的最近に寄贈していただいた標本を紹介いたします。

※今までたくさんの方から標本を寄贈していただいていますが、すでに展示標本箱に分類にそって収めていますので、寄贈標本のままの形で提示することは難しく、標本をどのように紹介していくか今後検討していきたいと思います。

(倉敷昆虫館Facebookで連載していたものをまとめました)

@  脇本 浩さん C  渡辺和夫さん
A  那須 敏さん D  故 安田詳行さん
B  故 熊野皓夫さん E  岡本 忠さん

 倉敷昆虫館に寄贈していただいた標本紹介 @脇本 浩さん


倉敷昆虫同好会で長く活躍され、標本を何度かに分けて寄贈していただきました。
チョウとガが中心で、採集地は主に県内ですが、長野県などの中部地方から沖縄まで記録されています。
この写真は総社市黒尾で採集されたガ類です。
また標本だけでなく、貴重な図鑑や文献も寄贈していただいており、大変有難く思っています。

                 

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 倉敷昆虫館に寄贈していただいた標本紹介 A那須 敏さん

 
若い頃に倉敷昆虫同好会で活動され、当館にたくさんの標本を寄贈していただいています。
昆虫仲間と東南アジアにも採集に出かけ、その標本は「世界の蝶」コーナーに展示してありますが、最近ご自宅を整理されたところ新たにセセリチョウの標本箱が見つかり、改めて寄贈していただきました。
採集地はタイとマレーシアです。

              

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 倉敷昆虫館に寄贈していただいた標本紹介  B故 熊野皓夫さん


2018年に遺族の方が当館へ寄贈されました。
ご自宅の倉敷市児島から日曜日ごとに県内各地に採集に出かけ、チョウを中心にいろいろな昆虫を収集されました。その多くが一般的になじみの深い種でしたので、他の寄贈標本と結合させて、小中学校等への貸出標本として活用させていただいています。このような標本箱を8個準備しています。

             

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 倉敷昆虫館に寄贈していただいた標本紹介 C渡辺和夫さん


渡辺さんは倉敷昆虫同好会の会員であり、ガの研究の第一人者として活躍されています。
2019年にシャチホコガ科79種とヤガ科のカトカラ属20種の標本計684匹を当館に寄贈していただきました。どちらも大変人気のあるガで、岡山県で記録されたこのグループの大部分がそろっているという優れものです。

             

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倉敷昆虫館に寄贈していただいた標本紹介 D故 安田詳行さん


2015年にご遺族の方が大型標本箱12箱を当館に寄贈されました。
チョウがご専門ですが、特にお気に入りのグループや種に力を入れて採集されていたようです。その中でもクロツバメシジミ、ゴマシジミ、ヒメヒカゲは圧巻で、岡山県はもちろん中国地方各地の採集データがそろっています 。

            

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 倉敷昆虫館に寄贈していただいた標本紹介 E岡本 忠さん


このシリーズの最後は当倉敷昆虫館の館長です。
コウチュウ類が専門で、小さくて地味なグループにも力を入れています。総社市の自宅付近の採集に徹しており、その長年の標本を順次寄贈されています。
写真はハネカクシ科の展示標本箱ですが、この大部分は館長の採集品であり、すべての整理が終了すればかなりの種類数になると思います。

            

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