倉敷昆虫館は倉敷市内にある、しげい病院の1階にあります。
この病院の創設者の故重井博は、幼少の時から身近な自然が大好きで、特に昆虫や植物については、いろいろなかたちでの触れ合いが、大変ゆたかな人でした。
そして、医学生時代には、医学研究との関連で、衛生害虫(ノミ、ハエ、ゴキブリ等)の研究もすすめていました。
医院開業後、1961年末「最初の病院ビル建設開始」にあたり、当時既に11年間にわたり『岡山県内の昆虫調査』を実施してきていた団体「倉敷昆虫同好会」のメンバーに“昆虫館開設の協力依頼”がありました。
計画では、新築する病院の最上階に「重井衛生害虫研究所・付属昆虫展示室(昆虫科学博物館)」を建設というものでした。昆虫同好会は大賛成で、「全面的に、全力をあげての協力」を開始。1962年11月3日にオープン。名称は、「倉敷昆虫館」となりました。………これが“病院の中に昆虫館がある”のいきさつです。
もっと知りたい方は昆虫館の歴史をご覧ください
|
|
▲昆虫採集中の重井博(成羽・吹屋 昭和36年8月) |
▲倉敷昆虫館の創設者 重井博 |
|