● 蒜山一泊採集会
今年は梅雨明けの初めての土曜日を狙って、7月25日と決めた。しかし、当日は、中国・九州北部豪雨と言われた激しい雨の影響を受け、天候に恵まれず十分な採集時間を取ることが出来なかった。参加の皆さんには不満の残る採集会であったと思われる。
当日の蒜山は15時頃から23時頃まで雨が上がり、夜間採集には支障は無かった。1組の親子が加わって賑やかな夜間採集が出来た。例年、夜は夜間採集と平行して懇談会が開かれる。適度にアルコールが入り、虫のはなしで楽しい時間を過す。蒜山のギフ、県北のキマダラルリツバメ、草間のヒサマツ、ゼフ採卵方法、ウスイロヒョウモンモドキ保護等々時間を忘れるほどの話題が豊富だった。
26日未明に雨の音がしていたが、昼食が始まった頃には日も射す。昼食用の弁当を持って、フサヒゲルリカミキリの発生地を訪れる。素晴らしい環境が残されている。ほどなく彼方の山並みにベールが掛り、雨の様子が見て取れる。朝方、日も射したので天候回復の期待を抱いて いたが、天気予報どうりの状況になる。 皆それぞれ思い思いの場所を求めて、ここで解散した。
今回の宿舎は会員の紹介で、岡山理科大蒜山学舎を利用できた。蒜山ICからの足場も良く、一泊料金も大変に廉価にも拘らず食事内容も満足でき、部屋も清潔で申し分のないところである。管理人さんたちのホスピタリティーにも感謝したい。
出来れば、毎年恒例の宿舎として利用したいものだ。
一泊採集会の詳細なる報告は、次号連絡誌KURAKONに掲載する。(記 梶本宣明)
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