倉敷には有名な大原美術館だけでなく、大原孫三郎が1914年に設立した大原農業研究所もあり、そこでは国際レベルの昆虫学者も活躍されていました。その中で、プロに厳しく、アマチュアに優しかった深谷昌次博士の薫陶を受けた昆虫少年たちが中心となって、1951年1月に倉敷昆虫同好会を起こしました。
同研究所は、同じ年に岡山大学に寄付され、岡山大学資源生物科学研究所になりましたが(現在は資源植物科学研究所と改名)、引き続き、先生方の指導、便宜をいただきながら会の活動を続けてきました。その後、しげい病院の創設者でもあり、自然を愛して止まなかった重井博博士のご厚意により、1962年からは同病院内に設立された倉敷昆虫館に事務局を置いて活動できることになりました。このように、本会は誠に恵まれた同好会です。
会の目的は昆虫学に関するあらゆる研究を行い、その進歩普及をはかり、あわせて同好者間の親睦を増すと謳われています。
これまで力を入れてきた岡山県の昆虫相解明という大きな目標は今後も変わりませんが、デジカメやパソコンの利用が容易になった現在、それらのツールも使い、会員がお互いに楽しみながら、多面的に昆虫と向き合うとともに、社会貢献もできる同好会でありたいと考えています。
主な活動は
・機関誌「すずむし」、連絡紙「KURAKON」の発行
・例会の開催
・採集観察会の開催
・倉敷昆虫館の運営協力
・全国同好会等との逐次刊行物の交換と文献の蓄積
・その他、共通テーマのもと調査活動を実施することもあります
会員の特典は
・機関誌、連絡紙の配布を受け、これに執筆できます
・会の諸行事に参加できます
・倉敷昆虫館の運営に協力できます
・事務局に保管されている文献の閲覧ができます
・倉敷昆虫同好会ホームページ掲示板で情報交換ができます
昆虫の好きな人は誰でも入会できます。
入会ご希望の方は →入会のご案内のページへ |