倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ユウマダラエダシャク Abraxas miranda
 

日中は光が強すぎて木陰で休んでます (2009.4.24)

 つやつやした若葉が美しいマサキの生け垣が、何者かによって丸裸にされていることがまま見られます。その真犯人が、木陰になったアベマキ若葉の上で休んでいるのを発見。春生の蛾が、もう羽化して現れていました。
 この世代の雌が産み付けた沢山の卵からかえった尺取り虫の群れが、旺盛な食欲で柔らかい若葉を食べ尽くすのです。そして、夏生の蛾が夕方の薄暮の中で、ひらひらと飛び交わす光景が、ユウマダラエダシャクという和名を生んだのでしょう。
 中国東北部、朝鮮半島、そしてわが国の琉球列島以北に分布しています。 (青野孝昭)

ユウマダラエダシャク 倉敷市藤戸 (2009.4.24)

倉敷市藤戸 (2009.4.24)

 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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