倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 

 ヨツスジトラカミキリ Chlorophorus quinquefasciatus

 

ヤブガラシの蜜が美味しいこと

 夏場に咲くヤブガラシの花にやって来ていました。ヤブガラシの花は咲いて半日もすると花びらも雄しべも落ちてしまい、花盤(花托)と雌しべだけが残ります。カミキリが取り付いている花盤には、当然ながら、蜜があるだけです。蜜を求めていることは明々白々です。なお、蜜は花盤がオレンジ色の時にだけ出ており、ピンク色に変わる頃には枯れています。
  ハナカミキリ類やトラカミキリ類は花に来て、花粉や蜜を食べることが知られていますが、今回ほど、蜜専用が明らかな観察例は、持ったことがありませんでした。

 本州(関東以西)から琉球列島までと朝鮮半島、済州島に分布。(青野孝昭)

岡山県倉敷市酒津(2015.7.30)

 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院内倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院内にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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