倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ウラギンシジミ Curetis acuta
 

 翅の表裏が緋色と純白色でキラキラ (2009.9.10)

 快晴の気持ちよい朝でした。山麓の路傍に生えたヨモギの葉上にこの雄蝶がいました。翅を開いたり閉じたりしながら。翅を開くと雄だけに与えられた緋色の輝きが現れ、お見事の一言も言ってみたくなります。翅の裏面はこれまた目の覚めるような純白で、ウラギンと強調した名付け親の気持がわかります。
 幼虫の食餌植物はマメ科のクズやフジなど。成虫発生期により夏型と秋型があり、この雄蝶は前翅の先端がやや丸みを帯びていて夏型にみえます。成虫態で冬を越します。 
 東洋区の照葉樹林帯に分布し、日本は分布の北限になっています。(青野孝昭)

ウラギンシジミ 総社市清音黒田 (2009.9.10)
総社市清音黒田 (2009.9.10)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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