● 翅の表裏が緋色と純白色でキラキラ (2009.9.10)
快晴の気持ちよい朝でした。山麓の路傍に生えたヨモギの葉上にこの雄蝶がいました。翅を開いたり閉じたりしながら。翅を開くと雄だけに与えられた緋色の輝きが現れ、お見事の一言も言ってみたくなります。翅の裏面はこれまた目の覚めるような純白で、ウラギンと強調した名付け親の気持がわかります。
幼虫の食餌植物はマメ科のクズやフジなど。成虫発生期により夏型と秋型があり、この雄蝶は前翅の先端がやや丸みを帯びていて夏型にみえます。成虫態で冬を越します。
東洋区の照葉樹林帯に分布し、日本は分布の北限になっています。(青野孝昭)
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総社市清音黒田 (2009.9.10) |
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