倉敷昆虫同好会
トップページ
リンク
倉敷昆虫同好会紹介 入会のご案内 虫たちの素顔 同好会便り 同好会便り「KURAKON」 機関誌「すずむし」 掲示板(会員用)
 
 
虫たちの素顔
 
 トラフシジミ Rapala arata
 

春一番の定食は菜の花の蜜 (2009.4.7)

 山間の人家脇の畑で、今年初めてこの個体に出会ったのは3月31日でした。それから一週間ほど経って、また同じ畑での出会いでした。用心深くて、なかなか写真に撮らせてくれません。でも、元気な姿に再会できてほっとしました。
 ウツギ(卯の花)の咲くころ、蕾や花を食べてぽってりと成長していた幼虫を見つけたことがあります。それが蛹になり、羽化してくる成虫は夏型で、この春型個体の翅の裏面にあるような白色部は消え失せ、褐色になってしまうのは、何と不思議な自然のいたずらなのだろう。
 ロシア南東部、中国東北部、韓国ウルルン島と日本に分布。幼虫の食餌植物は幅広く、ウツギの他にもフジ、クズ、ノイバラ等々の蕾、花、幼果を食べることが知られています。成虫は草本の花より木本の花により多く集まり、吸蜜します。 (青野孝昭)

トラフシジミ 総社市清音黒田 (2009.4.7)

総社市清音黒田 (2009.4.7)

 
 
 

入会のご案内

入会をご希望の方はこちらをクリック
 
 お問い合わせ

倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
倉敷昆虫館
倉敷昆虫館のホームページへ