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● 水田跡地で日光浴 (2009.3.17)
天狗、すなわち鼻の高い蝶?。変な連想をしますが、蝶に人のような鼻などありようもなく、頭部の先端が異常に突き出て見えることから名が付けられたのでしょう。
実は、突き出て見える部分は下唇のひげなのですが、写真では全体像を遠景で捉えているため、詳細がわかりません。今度機会がありましたら、そこを狙ってみたいものです。 岡山県内の中部や南部ではエノキの若葉が幼虫にとっての絶好の食べ物で、エノキの周年経過に同調し、このチョウも1年1世代で命を引き継いでいます。成虫態で越冬し、春に交尾産卵、幼虫は柔らかい若葉にありつき、新成虫は5,6月ごろ、羽化してきます。
アフリカ北部とユーラシアに広く分布していますが、暖地が心地よい生息地のようです。 数年前に見られたように、年によって大発生することがありますよね。よくできたもので、エノキは、テングチョウに限らず、虫たちによって丸裸にされても再び新芽を出して復元させる力の持ち主で、あっぱれな生命力豊かな樹木と思います。
(青野孝昭)
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倉敷市酒津小黒田 (2009.3.17) |
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● ジス・イズ・ザ
天狗の鼻? (2009.6.6)
天狗という名を頂戴した部分が何とか見えるシーンに出会いました。今年の春、母蝶が産んだ卵から育った新成虫が活動していました。小枝の先に4本の脚を使っておもしろいとまり方をしていました。やや離れていましたので、トリミングしてあります。
頭の先がゼット戦闘機のように、尖っているのは見えましたが、おや、ゼンマイ状に巻いた口吻がないですね。見事に格納しているようです。
(青野孝昭)
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笠岡市 (2009.6.6) |
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倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。
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