● 生き残りを賭けた大胆なデザイン (2009.5.8)
タンナサワフタギの葉に派手な色柄の幼虫がいました。そうでなくても狙われやすい幼虫時代に、すぐ目に止まるような姿をさらすことはありません。そう。これぞまさに警告色なのです。つついてみると、透明な毒液を分泌します。触れると、人の場合、軽度ながら発赤とかゆみが現れるそうですから、要注意です。
先ずは、鳥などの補食を避けるための、鮮やか、大胆な色柄の演出にエールを送っておきましょうか。成虫は昼行性の蛾で、いずれ、その姿にも接したいものです。
日本と朝鮮半島、中国に分布。県内では南部に少なく、中、北部で普通に見られます。 (青野孝昭)
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総社市福井ヒイゴ池湿原 (2009.5.8) |
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