● ハバチも幼虫の大好物? (2009.4.19)
ノイバラがたくさん若葉を広げている林縁で、この幼虫に出会いました。鋭い口吻をハバチの腹部に突き刺し、体液を吸っていました。翅を持って飛べるはずのハバチが、まだ
翅が出来ていないサシガメの幼虫に捕まってしまうのですね。
いつでしたか、派手な色をしたキイロサシガメを知らずに触ったところ、チクリと刺され、飛び上がるほどの痛みを感じたことがありました。このハバチ、刺された途端に失神した疑い濃厚です。
幼虫の側面には白色斑点がたくさんあることや、横から見たスタイルが意外とふくらみを持っているのにも驚かされました。いかにも派手で威嚇的な模様に見えます。
幼虫で越冬し、初夏の頃、成虫になります。中国と日本の本州、四国、九州、対馬に分布しているようですね。 (青野孝昭)
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倉敷市酒津小黒田 (2009.4.19) |
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