倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 リスアカネ Sympetrum risi
 

 リスはリスでも獣のリスではありません (2009.8.12)

 湿原下手の浅い池のほとりにハンノキ林があります。 木漏れ日が射す一角に、このオスが縄張りを張っていました。黄色い胸部側面中央に見える太い黒条が 上に届いていないことや、顔に眉斑がないこと、腹部だけが赤くなっていることで本種と判断しました。
 主に丘陵地や低山地の池で育ってくるアカトンボですが、学校のプールでも幼虫が大量に見つかったというのを聞いたことがありましたっけ。学名の種小名にスイスのトンボ学者、リスさんのお名前が使われていることから、和名もリス茜とされたようですね。
 日本の他、朝鮮半島、中国東北部、ロシア東部に分布が知られています。(青野孝昭)

リスアカネ 総社市福井ヒイゴ池湿原 (2009.8.12)
総社市福井ヒイゴ池湿原 (2009.8.12)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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