● 日本の国蝶、オオムラサキが譲った相手 (2010.7.4)
草間には、まだ、ところどころに雑木林があります。探し歩き、やっと1本の樹液が出ているアベマキの樹に巡り会いました。
その樹にオオムラサキがやって来ました。黄色い口吻を伸ばして樹液を吸います。そこへヒメスズメバチが来ました。まもなく、2匹のガッツンコが始まりました。ヒメスズメバチは毒針のある腹部を前方に曲げ、大あごをカチカチさせながら威嚇します。オオムラサキは参ったのでしょう。写真の時点では既に上方へ後退しており、このあと、あっさり餌場を譲って飛び立って行きました。日本など東アジアの固有種です。(青野孝昭)
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岡山県新見市草間 (2010.7.4) |
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