倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 オオミノガ Eumeta japonica
 

 こんな早い季節から現れるの(2012.5.24)

 1990年頃、東南アジア方面から侵入したオオミノガヤドリバエの寄生によって激減、同年代から倉敷地方でも、その姿がほとんど見られなくなっていました。
 ところが、2012年、倉敷みらい公園の一角にあるレイランドヒノキの生け垣に大小織り交ぜて十数匹のオオミノガの幼虫がぶら下がっていました。オオミノガが復活していました。オオミノガは年1化。幼虫で越冬。春に蛹化し、成虫は6月頃から羽化という定説にも関わらず、5月下旬に、もう、ここまで大きくなった幼虫がいるのに驚きました。日本列島の本州以南に分布。東南アジア広域分布種と同種との説もあります。(青野孝昭)

岡山県倉敷市倉敷みらい公園(2012.5.24)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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