● 全身がオレンジ色の美しいアカトンボ (2009.10.31)
初めてオオキトンボを見たのは、故重井博先生の標本でした。1984年頃までは、真備町に本種が見られる産地がありましたが、その時は埋め立てられてなくなっていました。
それからしばらくして、1999年に旧賀陽町での写真が新聞に載り、2006年、瀬戸内市で再発見されました。そして、驚くべき事に、今年(2009年10月)、3ヶ所の新産地が発見されたのです。(詳細はすずむしに報告予定です。)
体長は50mm前後で、日本産アカトンボ属では最も大きく、よく開けた大きな池沼や河川敷にある池などに生息しています。『改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物[昆虫類』(レッドデータブック)で、絶滅危惧U類(絶滅の危機が増大している種)に指定されており、近年の池の埋め立てや改修、水質汚染などで全国的に数が減ってきています。(守安敦)
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総社市 (2009.10.31) |
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