倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 オオハナアブ Phytomia zonata
 

 メスなので複眼が離れています (2009.10.29)

 一茶の「やれ打つなハエが手をする足をする」という句を思い出しました。ハナアブも実はハエに極めて近い仲間です。この個体も手(通常の名称は前肢または前脚) をすっています。決してぶったりなどいたしませんからね。
 写真に収めてゆっくり観察すると、メスのせいで複眼が離れてアイマスクのように見えたり、後脚のすね毛が毛深いことなどあれこれ見えてきて結構楽しめます。
 適応力があるというのか外来種のセイタカアワダチソウと仲良くしていました。幼虫は水生で腐植質を食べます。アジアに広く分布しています。(青野孝昭)

オオハナアブ 総社市清音黒田 (2009.10.29)
総社市清音黒田 (2009.10.29)
 
 
 

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〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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