● 淡橙色型のニホンカワトンボが意外な場所に (2011.5.5)
用水路からほど遠からぬ木立の間の日溜まりにいました。口からは細い脚の一部がのぞいて、ガガンボの仲間らしい虫を捕食した最終段階だったようです。
酒津は開けた平野部にあり、これまで、カワトンボ類は一度も見たことがありませんでした。未熟雌で、発生地から離れて過ごしていたらしく、用水路で育ったのか、西側を流れる堤防外の高梁川で育ったのか、興味が湧きます。岡山県内では最南端の発見地です。
当初、一種とされていたカワトンボは分類か困難で、最近では、DNA解析により、ニホンカワトンボ、アサヒナカワトンボの2種に整理されています。(青野孝昭)
 |
岡山県倉敷市酒津 (2011.5.5) |
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