倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ナニワトンボ Sympetrum gracile
 
 成熟雄が青色になる赤とんぼ (2011.10.18)

 青い赤とんぼと言われます。分類学的には、トンボ科アカネ属Sympetrumに属するトンボを赤とんぼとしているため、本種のように成熟オスが青色になるトンボでも赤とんぼの仲間に入り、ハッチョウトンボやショウジョウトンボのように真っ赤になっても、属が異なるトンボは、赤とんぼの仲間からはずされています。ただ、赤とんぼの概念は、場合によって、いろいろに使い分けられているようで、それでいいと思います。
本種は環境省の絶滅危惧II類に指定されるほど減少、人家が近くにないような自然環境にわずかに生き延びています。日本固有種で、本州と四国の一部にだけ分布。(青野孝昭)

ナニワトンボ 岡山県玉野市(2011.10.26)
岡山県玉野市(2011.10.26)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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