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モモブトカミキリモドキ Oedemeronia
lucidicollis |
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● この花粉の味は絶品? (2009.4.9)
黒田の谷の一つにはススキ草原があります。その脇に沢山のタンポポが咲き競い、虫たちの訪問を待ちわびているようでした。しばらくは何度行ってみても虫影が見られません。駄目かと思っていましたら、4月9日、そこにも、ここにもモモブトさんが訪れていました。よかったですね。タンポポさん。
モモブトさんは何をしているかって。そうですね。意外と細長い大あごを持っていますね。花粉のあふれ出たおしべをくわえています。一番は、花粉がお目当てなのですね。もちろん食べきれないでしょうから、花粉媒介のお役に立っているのでしょう。雌との出会い場面もよく見られます。
モモブトと言っても、それは雄だけの話で、雌の後脚の腿は太くならず、細っそらとしています。幼虫は枯れススキの茎の中とか朽ち木の中で数年かけて成長。
千島列島から九州にかけて生息していることが知られています。 (青野孝昭)
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総社市清音黒田 (2009.4.9) |
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倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。
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