● 意外に身近なところで頑張っています (2009.9.9)
かつては、ヒバリが鳴いていたほど長閑だった田園地帯も、戦後半世紀以上経った現在、住宅が次々と建ち、農耕地は激減、畑地は猫の額ほどのものが点々と散在する程度です。 その畑にいました。このトックリバチが。写真ではピントの関係で見づらいですが、狩りをし、麻酔した蛾の幼虫を運ぼうと、くわえて飛び立つ準備をしています。
ホントに身近な場所でよく観察できる狩人蜂で、泥で徳利形の巣を作ること、小ぶりな蛾の幼虫をたくさん捕らえて巣の中に運び入れ、自分の幼虫の餌にすることなど、不思議に満ちた習性と、たくましい生活力に感嘆するばかりです。(青野孝昭)
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倉敷市大内 (2009.9.9) |
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