● ノイバラ葉上で春の饗宴? (2009.4.8)
若葉を広げたノイバラの葉上に怪しげな情景が展開されていました。左のカップルは理解できるのですが、右の一匹は何を考えているのだろう。
冬は5齢に達した老熟幼虫で過ごし、早春に蛹化し、羽化してきます。ここでは4月上旬にもう成虫になっていました。通常、6月ごろまで種々の葉上で成虫の姿が見られます。年1化で、雌は5月頃から産卵を始め、20〜40日間にわたり、約100〜200卵程度産み落とします。成虫はアベマキやハンノキなどの葉を食べて生活、幼虫は主に枯葉を食って成長するそうです。本州、四国、九州、対馬に生息が知られています。
(青野孝昭)
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倉敷市酒津小黒田 (2009.4.8) |
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