● 一見 産卵風景のようですけれど (2009.9.16)
暑い日差しの中、海辺の砂浜で出会いました。近年、里山周辺ではほとんど見かけなくなっていただけに人気のほとんど無い自然の中であることを、告げられた思いでした。
まばらに生えた海浜植物の間を旋回し、暫し注視していたところ、砂地の場所にやっと降りました。お目当てはなんだったのでしょう。このメス個体は腹部尾端を地面に接触させています。ツリアブ専門家のお考えを借りると、メスが腹部に用意している砂室で卵に砂粒をまぶしている行動にも見えますが、卵に比べ砂粒が大きすぎるのが気になります。写真では見えない微粒が付くのであれば納得できますね。
東南アジアから本州以南の日本にかけて分布しています。(青野孝昭)
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笠岡市 (2009.9.16)
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