倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 クマゼミ Cryptotympana facialis (1)
 

 喧しいオスも樹液を吸ってるときはおとなしい (2009.7.27)

 居間のガラス戸を開けるといっぱいにクマゼミの鳴き声が聞こえる季節になりました。クマゼミのオスが競い鳴きをするときの騒々しさを好む人は少ないと思いますが、私はむしろ夏の風物詩の一つと割り切って楽しんでいます。
 セミはオスだけが鳴いて、メスは鳴かないというのをワイフは最近まで知りませんでした。クマゼミのオスは発声と関係のあるオレンジ色の腹弁がよく目立ちます。今日のひととき、鳴きわめいたあとの栄養補給に、喧しかったオスもおとなしくなって、わが家の庭ではウメモドキの木から樹液を吸っていました。(青野孝昭)

クマゼミ 倉敷市大内 (2009.7.27)
倉敷市大内 (2009.7.27)
 
 クマゼミ Cryptotympana facialis (2)
 

 ややこしいもつれ合い (2009.7.29)

 今朝も居間のガラス戸を開けると、クマゼミたちのわめき声がどっと飛び込んできました。喧噪の最中、ひっきりなしに、飛び交わしては止まるセミたちの姿も見られます。
ふと見上げると、もつれ合っているクマゼミがいるのに気づきました。 上にいるセミはジャンジャン鳴いています。手前のセミは相手のセミに手を掛け、腹部を曲げています。交尾しようとしているとするとメスの筈で、これだと女性優位です。オスだとするとこちらは体表が黒くなっていて古参組であり、向こうにいる金色の微毛がまだ体表に残っている若いオスをいじめているようにも見えます。はてさて、どうなんだろ。(青野孝昭)

クマゼミ 倉敷市大内 (2009.7.29)
倉敷市大内 (2009.7.29)
 
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院8階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の8階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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