● 春風にあおられ、やっとの思いでナズナにすがる (2009.4.8)
フルフクドン(降る吹く曇)。春の気象の特徴だそうな。ところが、しばらく晴天続きで、こちらは毎日カメラを持って虫探し。やっと、春の使者、コツバメに逢うことができました。でも、やはり風が吹きます。コツバメさんもやっとの思いなのでしょう。ゆらゆら揺れるナズナにしがみついて、蜜を吸うどころではない風でした。
早朝は気温の下がる早春の蝶らしく、太陽光で得た熱を風に飛ばされないよう、体は毛むくじゃら。後翅の後角あたりが異様とも思える円い突出をしているのは何のためなのだろう。飛び方は速いですね。
中国東北部、朝鮮半島と日本に分布。 春に一度だけ成虫が現れるシジミチョウのスプリング・エフェメラル。幼虫はナツハゼ、アセビなどの蕾、花、果実を食べて育ちます。
(青野孝昭)
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倉敷市酒津小黒田 (2009.4.8) |
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