● 冷温帯の疎林を交えた草原が格好のすみか (2010.7.23)
新庄村は中国山地の一角にあり、冷温帯域に入っています。ここの疎林を交えた草原でこの個体に出会いました。暖温帯では分布が見られません。セセリチョウ科の中では比較的大きく、黄色味の強い明るい色調を持ち、目立つ存在だと思います。
各種の花を訪れることが知られており、この個体はノアザミから吸蜜していました。幼虫はススキやオオアブラススキなどを食草にしていることが知られています。年1化。
ユーラシア大陸のヨーロッパからシベリアを経て朝鮮半島、サハリン、日本へと広く分布し、わが国では本州と北海道およびその周辺の離島に分布しています。(青野孝昭)
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岡山県新庄村 (2010.7.23) |
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