● 害虫レベルの復活とまではいってないよう (2010.10.6)
いわゆる普通のイナゴには、ハネナガイナゴとコバネイナゴの2種がいることを、子どもの頃は知りませんでした。稲穂が垂れ下がる秋には、稲田に沢山群れ、戦事中には、タンパク質源として、食していたこともありました。それが、戦後の農薬使用によって激減、両種とも姿を消していましたが、近年、農薬の規制強化とともに、まず、ハネナガイナゴが復活して姿を見せ始め、一方、コバネイナゴの復活は遅れています。
そうした中、この個体の発見は、驚きでした。腹端より翅が短いのがよくわかります。山村の路傍ににいました。イネ科草本が食草です。イネの害虫でした。(青野孝昭)
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岡山県総社市黒尾 (2010.10.6) |
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