●日本の直翅類では珍しいヨーロッパとの共通種
イナゴに似ているため、見逃しそうでした。何か違うぞと写真に撮って帰ってみたところ、イナゴモドキでした。イナゴ類とは前胸腹突起がないことで区別されます。
中型のバッタ類で体長(翅端まで)は25-30mm。冷涼な草原に生息し、日本を含む旧北区全域に分布し、日本の直翅類では珍しく、ヨーロッパとの共通種であるとのこと。西日本では局地的。
ススキ原の倒れた枯れ葉の間にいると、見分けが付かないほどの隠遁色をしています。(青野孝昭)
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岡山県新見市草間(2015.7.29) |
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