倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 ヒモワタカイガラムシ Takahasia japonica  
 

 赤ちゃんは0.5mm (2011.5.15)

 エノキの枝についていました。これでも6本足の昆虫の一種です。分類上はカメムシ目に所属します。この個体は雌成虫です。前体部と後体部からなり、茶色をした前体部が虫の本体です。白いリング状の部分が発達した後体部で、中に多数の卵が入っています。
 6月に入ると孵化した幼虫が、白い卵のうの隙間から這い出てきます。体長は0.5mmほど。小さな体で枝先の若い葉に移動。葉裏に定着すると触角や脚はたたみ込んでしまい、体は透明になり、目立たなくなってしまいます。
 秋の落葉前に、成長した幼虫は枝に移動。翌春、成虫になります。(青野孝昭)

ヒモワタカイガラムシ 岡山県倉敷市酒津 (2011.5.15)
岡山県倉敷市酒津 (2011.5.15)
 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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