●幼虫は純肉食性です
クラレ社宅跡地の一角にクスノキとエノキの大木が数本まとまって、こんもりと茂り、木陰ができる周りにタケ・ササ類の一種が生え、人が立ち入りにくい場所が出来ていました。そこに写真の個体が見られました。実は、この地では数十年来の遭遇で、人知れず棲み続けていたのか、他所から飛来したのかはわかりません。とにかく驚きました。
蝶類では珍しく、幼虫は純肉食性で、タケ・ササ類につくササコナフキツノアブラムシなどのアブラムシを食餌としています。発生地が局地的で、出会える機会はめったにありません。日本から東南アジアにかけて分布。(青野孝昭)
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岡山県倉敷市酒津(2015.9.12) |
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