倉敷昆虫同好会
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虫たちの素顔
 
 アオメアブ Cophinopoda chinensis (1)
 

 ハンターらしい鮮やかさ (2009.7.23)

 ひげもじゃの顔の下部に尖った口が見えます。あれで捕まえた昆虫から体液を吸うのですね。長い脚やふ節の爪など見ると、この脚で捕まれた相手は絶体絶命の恐怖に陥るだろうなと勝手に想像。
平地草原で小動物界生態系の頂点に立つハンターとして君臨。一種の威厳があります。幼虫も地中でコガネムシ類の幼虫を補食しているそうで、草原の肉食獣に匹敵しますね。
成虫の体長20-28mm。本州以南の日本全土と朝鮮半島、中国、東南アジアに分布。(青野孝昭)

アオメアブ 倉敷市酒津 (2009.7.23)

倉敷市酒津 (2009.7.23)

 

 アオメアブ Cophinopoda chinensis (2)

 

 ここにも厳しい現実が (2010.9.17)

 高梁川下流域にできた広い河川敷の草地で目撃しました。筆者には目にも止まらなかったカメムシの一種を見つけたのでしょう。猛獣が獲物に飛びかかるように押さえ込み、飛び立った先は草本の茎でした。それを6本の脚でがっちりと抱え、間に獲物を押しつけ、鋭い口吻を突き刺して、体液を吸っています。 小型野生動物の世界にも厳しい現実がありました。(青野孝昭)

アオメアブ 岡山県総社市富原 (2010.9.17)

岡山県総社市富原 (2010.9.17)

 
 
 

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倉敷昆虫同好会事務局
〒710-0051岡山県倉敷市幸町2-30しげい病院1階倉敷昆虫館研究室内
 
電話:086-422-8207 
E-mail:
kurakon@shigei.or.jp

 
倉敷昆虫館はしげい病院の1階にあります。展示および収蔵標本は主に倉敷昆虫同好会員による半世紀以上の調査活動の成果によるものであり、そのうち3200種14000点を展示しています。  
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