●気味悪がらせてご免ね
テアカホシテントウは蛹の時期にも見事な保身術を見せてくれます。終齢幼虫は蛹化の時期を迎えると、申し合わせたように集合し、群れて蛹になります。
その蛹たるや薄橙色の袋から、つやのある茶色の中身がこぼれそうに見える異様な形で、その上、黒色のなよなよとした棘付き突起をたくさん突出させています。その姿で密集することにより、いかにも触りたくもない気味悪さを実現しています。なかなかのしたたか者よと感心します。
ユーラシアの東部からオーストラリアなどに分布。(青野孝昭)
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岡山県総社市三須(2013.5.31) |
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