園長からの一言
22日:日本自然保護大賞2024 特別賞「沼田眞賞」受賞セレモニー |
22日:日本自然保護大賞2024 特別賞「沼田眞賞」受賞セレモニー |
上旬、特に2日と3日には日最高気温が20℃を超え、なかなか冬らしくならないなぁと思っていたのですが、9日に今季初めての氷点下を記録した後は、たびたび0℃を下回るようになり、冬らしい気候となりました。遅くまで気温が高かったためか、例年であればアベマキなどブナ科の樹木よりも早く紅葉して散っているはずのサクラやカエデ類などの樹木の葉がなかなか散らず、イロハモミジの紅葉と、アベマキの黄葉が同時に見られるということになりました。予測していたわけではないのですが、7日に開催した定例観察会、植物園を楽しむ会のタイトルを「大雪(たいせつ)の雑木紅葉を楽しむ」としていましたので、参加者の方々にはタイトルどおりに、様々に色づいた木々を楽しんでもらえました。
22日には公益財団法人 日本自然保護協会の「日本自然保護大賞2024」特別賞「沼田眞賞」の受賞セレモニーが、しげい病院内の「かわせみホール」で開催されました。表彰のためお出でいただいた、協会顧問の亀山章先生は、重井博 前理事長が保護に尽力した、総社市のヒイゴ池湿地の保全対策のための委員会の委員長を務められていたそうです。今回、受賞セレモニーのため前日に来岡されたのですが、岡山空港からその足でヒイゴ池湿地を訪問され、総社市の関係者の案内で視察をされました。ヒイゴ池湿地が市民と行政の協働によって、現在もしっかりと保全されていることに感動をされていたようです。
受賞セレモニー当日は、午前中は亀山先生をはじめとする自然保護協会関係者に植物園にお出でいただき、植物園ボランティアの方々と共に園内のご案内をして、ボランティア活動の内容についても説明させていただきました。午後からは、しげい病院内の「かわせみホール」にて、県内各地で植物園と共に様々な保全活動を行っている団体・行政・個人など関係の方々にご出席いただいて、受賞セレモニーが開催され、亀山顧問より、賞状と木製の楯を授与されました。セレモニー終了後は、出席者の方々に倉敷昆虫館とビオトープも見学していただきました。セレモニーでの活動紹介などを通じて、一緒に保全活動を行っている関係者の方々にとっても、植物園がなぜ自然保護・保全を行っているのかということをより理解してもらえたのではないかと思っています。来園者(見学者)総数:123名
見学・観察会等(46名) | |
12/1 | イオン倉敷店 チアーズクラブ10名 自然体験活動に来園(わら縄ない,薪による羽釜での炊飯,たき火での焼イモ) |
倉敷市立自然史博物館友の会 幹事3名,イベント打ち合わせに来園 | |
12/3 | すみれ花店 見学7名(倉敷市阿知) |
日本華道社「華道」 取材来園1名 | |
12/7 | 定例観察会 植物園を楽しむ会148「大雪の雑木紅葉を楽しむ」開催,参加者15名+取材2名(倉敷ケーブルテレビ) |
12/12 | 来園2名(倉敷市市民学習センター職員,来年度行事打ち合わせに来園) |
12/13 | 来園1名(山陽新聞倉敷本社 記者) |
12/22 | 見学4名(日本自然保護協会顧問 亀山章先生,日本自然保護協会事務局3名)+取材1名(朝日新聞岡山総局)
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その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ77名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
12/6 | 種生物学会シンポジウム 基調講演「岡山県の植物(「岡山県の植生と倉敷市立自然史博物館の標本庫について」/「岡山県の植物相と岡山県版レッドデータブックの改訂」)」オンライン視聴 |
12/7 | 種生物学会シンポジウム 「片岡奨励賞」受賞講演「食虫植物モウセンゴケ属をめぐる種間相互作用の自然史」,実行委員会シンポジウム「農学分野の最新技術を種生物学に活かせるか?」オンライン視聴 |
12/8 | 種生物学会シンポジウム ミニシンポジウム「光合成をやめた植物『従属栄養植物』の不思議な生活」オンライン視聴 |
岡山市身近な生き物の里 ハマウツボ保護地 保全活動(岡山市東区西大寺浜)参加者10名(スタッフ含む)
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12/14 | 岡山環境ネットワーク連続学習会「今、岡山に自然史博物館を~自然の再生を考える~」参加(総合討論 司会進行)(岡山市北区奉還町1丁目7-7 オルガホール) |
12/18 | 新見市 希少植物自生地 保全活動(新見市豊永佐伏)植物園ボランティア5名参加 |
12/21 | 日本自然保護協会 亀山章顧問+自然保護協会事務局3名 ヒイゴ池湿地視察(片岡,鳥取大学 日置佳之名誉教授,北の吉備路保全協会 萱原潤氏,総社市環境水道部 職員4名)(総社市福井)
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12/22 | 「日本自然保護大賞2024」特別賞「沼田眞賞」受賞セレモニー 開催(植物園ボランティア8名+保全活動の関係者・団体より14名出席)(しげい病院 かわせみホール)
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学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
特になし |
マスコミ取材、情報提供など
12/3 | 日本華道社 月刊誌「華道」,ショウドシマレンギョウ,ヤマトレンギョウ等について取材 |
12/7 | 倉敷ケーブルテレビ(KCT),「植物園を楽しむ会148」取材 → 同日夕方「KCTニュース」にて放映 |
12/17 | 備北民報(新見市圏ローカル紙),希少植物自生地保全活動の様子を取材 |
12/22 | 朝日新聞岡山総局(日本自然保護協会関係者 植物園見学の様子+「沼田眞賞」受賞セレモニー取材),倉敷ケーブルテレビ2名(「沼田眞賞」受賞セレモニー取材)
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12/26 | 倉敷ケーブルテレビ「KCTニュース」内にて「重井薬用植物園 愛されて60年の軌跡をたどる」放送 |
12/30 | 山陽新聞 社会面「岡山の希少種守り60年」記事掲載 |
その他 | 創和会広報誌「はぁもにぃ」2024年12月323号「『第24回自然史博物館まつり』にブース出展しました」記事 掲載 |
創和会広報誌「はぁもにぃ」2025年1月324号へ「日本自然保護大賞2024」特別賞「沼田眞賞」受賞についての記事寄稿 |
園内の管理作業など
温室エリア |
刈払機 草刈り(ミヤギノハギ株,イヌハギ・フジバカマ植栽地,市道法面,西側フェンス外部,池南岸ススキ株・タヌキマメ植栽地・水際,フクジュソウ植栽地より南側園地,ウマノスズクサ植栽地)/手刈り・草取りなど(池内部ヒメガマ,園内ススキ株,金網フェンスつる植物 剪定除去)/刈り取りヒメガマ・ススキ 結束作業//樹木剪定(キシツツジ,ショウドシマレンギョウ,モッコク,トウオガタマ,クマノミズキ)/種子採種・精選(ハッカ,オミナエシ,ミズアオイ,カワラケツメイ,キセワタ)/水草等プランター一部 ヒメガマこもかけ保温(大賀ハス,ヒシモドキ,イヌゴマ,ジュズダマ)/クチナシ果実 採集/刈草・剪定枝 収集・焼却/栽培用砂 熱湯消毒/温室南側フェンス破れ箇所補修(亀甲金網で被覆) |
湿地エリア |
刈払機 草刈り(ユウスゲ広場南側フェンス沿い,湿地南西 観察路沿い)/刈草 収集・焼却 |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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植物園 WEBサイト 更新 |
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