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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

6月の活動(2024.7.18)

園長からの一言

19日:ヒメユリの開花
19日:ヒメユリの開花
8日:チュウゴクアミガサハゴロモの幼虫
8日:チュウゴクアミガサハゴロモの幼虫

今年の梅雨入りは6月22日で、平年より遅めとなりました。それまでは定期的に降雨があるものの、比較的気温が高めの日が続き、植物園内では14日には35.0℃を記録するなど、梅雨が来ずに真夏になったかと思うような暑さに悩まされました。梅雨入り後は湿度が高いものの、気温はやや落ち着きましたが、草もぐんぐんと成長する時期となり、園内の草刈りだけではなく、倉敷市内のミズアオイ自生地の保全活動、真庭市蒜山地域のサクラソウ自生地の保全活動でも、草刈り・草寄せを行いましたので、草刈りばかりしていた月だったような気がしています。

梅雨入りした22日は、定例観察会 植物園を楽しむ会の開催日で、午前中から雨が降り出す予報だったのですが、開催時間中は降らずに閉会後しばらくしてから激しい雨となりました。その他のイベント・保全活動も比較的天候に恵まれ(暑すぎる日もありましたが)、開催中止となることもなく予定通り実施することができました。

園内では、岡山県では昨年初めて報告された外来昆虫、チュウゴクアミガサハゴロモが園内の樹木で発生しているのが確認されました。この仲間の幼虫はお尻からロウ状物質を分泌して身を守っているそうですが、まるで羽根飾りをつけたサンバダンサーのような姿で、なかなかユーモラスな姿をしています。ただ、植物の汁を吸う昆虫であり、急速に分布を拡大しているようですので、今後は植物への影響にも注意して観察したいと考えています。

 

来園者(見学者)総数:92
見学・観察会等(41名)
6/7 見学2名(倉敷市南町)
6/12 来園1名(倉敷市立自然史博物館友の会,植物寄贈に来園)
6/13 見学2名(兵庫県宝塚市)
6/14 見学3名(香川県高松市)
6/20 見学1名(広島県福山市)
6/22 この日から梅雨入り。 この日も午前中から雨の予報でしたが、観察会開催中は降らず、終了後に激しい雨となりました定例観察会 植物園を楽しむ会142「乃東枯(なつかれくさかるる)ころの野を楽しむ」開催,参加者19名
6/29 博物館友の会会員限定で、虫捕りのために植物園の開放を行いました倉敷市立自然史博物館友の会 賛助企画 友の会会員限定プレミアムツアー「植物園で虫とるDay!」開催,参加者9名
来園2名(午前,倉敷市立自然史博物館友の会幹事)
来園2名(午後,昆虫採集に来園)
6/30 来園1名(倉敷市立自然史博物館 植物担当 学芸員,特別展用の植物を採取に来園)
その他の来園者
ボランティア・・・のべ49名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
6/1 実は苦手なスゲ植物の見分け方の研修として、博物館友の会の観察会に参加。 参加者の熱心さに圧倒されました倉敷市立自然史博物館友の会「スゲ観察会」参加(真庭市蒜山下和 津黒いきものふれあいの里)
希少植物調査 同行(真庭市蒜山吉田)
真庭市蒜山地域 草原保全関連 打ち合わせ(津黒いきものふれあいの里)
6/12 14日の保全活動の準備として、草刈りを行いましたミズアオイ自生地 草刈り(14日 保全活動準備)(倉敷市八軒屋)
6/14 ミズアオイの生育を助けるため、植物園ボランティアや、県の巡視員の方々と協力し、自生地の草刈り・草寄せを行いましたミズアオイ自生地 保全活動 参加者15名(植物園ボランティア6・倉敷市環境政策課2・岡山県ミズアオイ保護巡視員6)(倉敷市八軒屋)
6/15 参加者は8人と少なかったのですが、高校生の参加もあり、予定通りの作業をすることができました「夏の草原保全活動 花咲く草原の夏草刈り」開催,参加者8名(+スタッフ3名)(真庭市蒜山上徳山)
6/16 真庭市蒜山地域半自然草原 植物調査 参加(蒜山自然再生協議会からの依頼により、倉敷市立自然史博物館友の会の「岡山県植物誌研究会」グループが実施)(真庭市蒜山上徳山)
6/25-26 地元の観光協会より、山焼き再開のための視察・協議のため招聘されました兵庫県豊岡市 神鍋高原 視察(山焼き再開のための関係者視察・協議のため招聘)

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
6/8 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館)
6/20 SAVE JAPANプロジェクト 打ち合わせ(オンライン)

 

マスコミ取材、情報提供など
6/15 「夏の草原保全活動 花咲く草原の夏草刈り」、真庭いきいきテレビ取材 

→ ニュース番組「ほっとまにわいどチャンネル」+真庭いきいきテレビYouTubeチャンネルでニュース動画「夏の草原保全活動」公開(6/20)

 

園内の管理作業など
温室エリア
刈払機 草刈り(タヌキマメ植栽地,温室周囲,プランター置き場周囲,圃場,エリア南端園地,池 南~西側岸)/手刈り・草取り・剪定など(ポット・プランター内部 草取り,温室南 ブドウ類つる剪定,温室栽培スペース通路,アカメガシワ枝,入口わきコブシ下 ススキ・ヤブマオ 草刈り,メリケンムグラ・外来チチコグサ類 駆除)/植物植替え・植栽(アサツキ球根 掘り上げ・保管,総社市産 ハッカ プラ船へ植え付け,ミヤマウメモドキ実生,タカネハンショウヅル実生,コミノヒメウツギ,ベニウツギ,ノコギリソウ,ゲンジスミレ,フジバカマ)/植物播種・挿木(蒜山産ユウスゲ,新見市産マルバコウツギ)/温室西 ポット・プランター置き場 防草シート張り替え/散水用スプリンクラー 設置/合併浄化槽周辺 除草剤散布/チャドクガ幼虫 駆除(シロノチリツバキ)/ブドウスカシクロバ幼虫 駆除(エビヅル)/温室多目的スペース 北側内側フレーム コケ除去,破断ボルト交換,雨漏り修繕/温室多目的スペース入口前,灯油タンク・ボイラー小屋周辺,排水用溝掘り/植物苗置き場 防鳥ネット取り外し(劣化のため)/栽培植物 ポット・鉢・プランター等 水やり/使用済み ポット・育苗箱 洗浄/使用済み園芸用土 ふるいかけ/刈草・剪定枝 収集・焼却
湿地エリア
5日:湿地エリアのユウスゲ植栽地の草刈り(ボランティア) (気温が高めで、ユウスゲの開花も早くなりそうだったので、ユウスゲ植栽地内の草刈りも早めに取り組みました。)刈払機 草刈り(入口~ユウスゲ植栽地横 観察路)/手刈り・草取り・剪定など(ユウスゲ植栽地内部 草刈り,エリア入口~木道入口 ニワゼキショウ類駆除)/伐採木 細断・積み上げ/刈草 収集・焼却
その他
  • 7日:園内 水質定期調査(電気伝導度など)
  • 随時:倉敷市立自然史博物館 第33回特別展「ぼくらのまちの7つのみどり」協力のため植物鉢植え準備

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 19日:チュウゴクアミガサハゴロモの成虫(2023年に初めて岡山県下で報告された昆虫が今年、植物園でも発生。 急速に分布を拡大中らしい、外来種の昆虫です。)21日:園内で採集したチュウゴクアミガサハゴロモ(外来)成虫,倉敷昆虫館に寄贈
    • 21日:植物園パンフレット100部,「わくわく野鳥博」(7/3~9,大阪)のため、「野鳥生活」さんに送付・寄贈
    • 29日:園内で採集したムツボシタマムシ成虫,倉敷昆虫館に寄贈
    • 30日:コシダ根茎,特別展展示のため、倉敷市立自然史博物館へ寄贈
  • 外部→植物園
    • 4日:ヤブウツギ枝(吉備中央町,片岡採集)
    • 12日:マルバコウツギ枝 (新見市産,倉敷市立自然史博物館友の会の方より寄贈)
植物園
WEBサイト
更新
  • 19日:オグラセンノウの開花(園内の湿地では、たまに実生苗を補植していることもあり、だんだんと開花数が増えつつあります。)2日:「現在の見ごろ植物」(ノハナショウブ)
  • 8日:「現在の見ごろ植物」(クチナシ)
  • 9日:「植物園だより」(4月の活動)
  • 19日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(7/14「植物園を楽しむ会143」,7/27「みんなでたんけん! 夜の昆虫観察会」開催要項公開)
  • 22日:「おかやまの植物事典」(「オオバコ」追加)/「植物園だより」(5月の活動)
  • 23日:「現在の見ごろ植物」(オグラセンノウ)

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