園長からの一言
22日:結氷した温室エリアの池 |
1日:暖かさに混乱した?ユウスゲが開花 |
12月に入ると気温がたびたび氷点下を記録するようになり、22日には温室エリアの池に結氷が見られたほか、日中にも雪が舞いました。ちなみに月の最低気温は26日の-4.4℃でした。最低気温だけを見ると冬らしいのですが、一方で日の最高気温が10日には22.7℃を記録するなど、日中は暖かい日が多く、あまり冬を実感できないひと月でした。さすがに最高気温が20℃を超えたのは1日だけでしたが、15℃超えは15日あり、2022年12月に最高気温が15℃を超えたのは6日でしたので、2022年と比較しても、ずいぶんと暖かいひと月であったと言えそうです。植物も混乱したのか、湿地エリアで11月からユウスゲが一株、狂い咲きしていたのですが、ついに12月になっても開花しているのを確認しました。
そういった気候も影響してか、アベマキなどの樹木もなかなか落葉せず、例年、上旬には実施している新見市での希少植物自生地の保全活動(草刈り・落葉かき)も落葉完了を待った結果、20日の実施となりました。一方で、思わぬ積雪のため11月19日から12月2日に延期としていた真庭市蒜山での保全活動イベント「山焼き準備と茅刈り体験」は、朝方から少々雪が降り、集合時間には少し吹雪になってうっすらと積雪するような状態で、参加者からは不安の声も上がりましたが、作業開始すると天候も徐々に回復し、無事に活動を終えることができました。
天候に振り回されるのは野外活動である以上は仕方のないことではあるのですが、インフルエンザなどの感染症がかなり流行していたようで、3日の植物園を楽しむ会、9日の団体見学(倉敷イオンチアーズクラブ)では発熱など体調不良のための直前の参加キャンセルが相次ぎ、当日の参加者数が半分以下になったことには少々戸惑いました。そのような状況もあってか、10日の岡山市西大寺の吉井川河川敷で実施したハマウツボ保護地の保全活動も申込みが少なく、私を含めて8名での活動となりましたが、事前に草刈り作業を行うなどの対策を行い、無事に予定していた保全作業を完了することができました。来園者(見学者)総数:63名
見学・観察会等(16名) | |
12/3 | 定例観察会 植物園を楽しむ会136「冬ざれの森の紅を楽しむ」開催,参加者6名
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12/6 | 来園2名(倉敷市立自然史博物館友の会幹事2名,「友の会ニュース」記事作成のため片岡園長にインタビューに来園) |
12/9 | 倉敷イオンチアーズクラブ 来園8名(わら縄綯い,羽釜ご飯炊き,たき火で焼いも等、自然体験)
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その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ47名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
12/2 | 「晩秋の蒜山もおもしろいよ!山焼き準備と茅刈体験」開催,参加者38名(真庭市・蒜山自然再生協議会・蒜山茅刈出荷組合・山焼き隊・特定非営利活動法人岡山NPO センターと共催)(真庭市蒜山上徳山) |
12/7 | 吉井川 ハマウツボ保護地 草刈り作業(12/10予定保全活動イベント準備)(岡山市東区西大寺浜) |
12/10 | 「岡山市身近な生きものの里 ハマウツボ保護地 保全活動」開催,参加者8名(吉井川 ハマウツボ・ネットワーク,岡山市立西大寺公民館と共催)(岡山市東区西大寺浜) |
12/16 | ミズアオイ自生地 ミズアオイ保護枠撤去・片付け(倉敷市加須山小瀬戸) |
12/20 | 新見市 希少植物自生地保全活動 実施,植物園ボランティア4名+片岡(新見市豊永佐伏))
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国天然記念物「羅生門」訪問・自然観察(植物園ボランティア研修) |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
12/5 | 令和5年度 第2回 岡山県野生動植物調査検討会 植物部会 出席(岡山市南区内尾 岡山県環境保全事業団 事務所) |
12/9 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
12/25 | 蒜山自然再生協議会 自然再生委員会 出席(オンライン) |
マスコミ取材、情報提供など
12/2 | 「晩秋の蒜山もおもしろいよ!山焼き準備と茅刈体験」,真庭いきいきテレビ(地元ケーブルテレビ)取材
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12/20 | 新見市豊永佐伏 希少植物自生地保全活動,山陽新聞,備北民報(新見市圏ローカル紙)取材 |
園内の管理作業など
温室エリア |
刈払機 草刈り(ユウスゲ植栽地,シャクチリソバ株,ミヤギノハギ株)/手刈り・草取り・剪定など(トウオガタマ,クロガネモチ(根切り),東側内部フェンス沿い,北側フェンスつる植物除去,温室南 野生ブドウ棚,入口南フェンスつる植物,ギンバイカ)/植物植替え(蒜山産ユウスゲ,ハバヤマボクチ,エヒメアヤメ)/植物播種(ザイフリボク)/ハマビシ・ホソバヤマジソ 栽培プラ船 雑草・枯死株ふるいかけ除去・施肥/ヒメガマ・ススキ束くろ立て/植物植栽区画 竹杭交換・ひも張り直し/植物植栽区画 整備(砂地区画作成のため土掘り,仕切り波板設置)/植物種子等採集(ジュズダマ,クチナシ果実,ハマビシ)/刈草 収集・焼却/池岸補修(土のう積み,泥上げ,泥塗り)/散水栓等 凍結防止ヒーター取り付け/温室西 防草シート張り直し/マサ土ふるいかけ(栽培用砂作成)/栽培用砂 熱湯消毒/ヒメガマこも ジュズダマ プラ船に設置(保温のため)/温室 多目的スペース 大掃除/門松作成(植物園ボランティアによる)
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湿地エリア |
手刈り・草取り・剪定など(メリケンカルカヤ,植栽コンギク)/モウソウチク伐採(間伐) |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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植物園 WEBサイト 更新 |
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