園長からの一言
![]() 12日:湿地エリアで咲いていたシンテッポウユリ |
![]() 16日:湿地エリアでクロスズメバチ営巣中 |
とにかく「猛暑」の一言に尽きるひと月でした。園内の温度データの記録では、3日14時に38.5℃を記録したのが最高で、日の最高気温が35℃以上の猛暑日は実に23日に及びました。なお、気象庁アメダス「倉敷」の記録では、8月の日最高気温は33℃、月平均気温は29.1℃となっていましたが、植物園の月平均気温も29.3℃で、平均気温だけを比較するとほとんど変わらない値でした。これは、日最低気温も植物園の方が低くなる傾向があるためで、植物園はアメダスの測定地点と比較すると一日の温度変化が非常に大きい場所であると言えそうです。
8月に植物園内外で開催した観察会等のイベントについても、猛暑に悩まされることとなりました。暑さ対策として、11日の「夏の!虫をつかまえてみるかい!」、26日に倉敷市立自然史博物館、同友の会との共催で開催した「倉敷みらい公園で生き物さがし2023年8月」は開催時間を朝8~10時、同じく26日に開催した「植物園を楽しむ会132」は17~19時の開催としました。また、昨年までのイベント等では水分補給には気を使っていても塩分の補給が足りないために体調を崩される方が多いようでしたので、希望する参加者には市販の塩分タブレットを配布するなどの熱中症対策をとりました。園内の管理作業についても、普段は10時からとしているボランティアの活動時間を1時間早めて9時からとしたほか、ファン付きの「空調服」を導入するなど様々に対策を講じ、なんとか乗り切りました。
あまりの暑さに、ずっと秋が来ないのではないかと思えましたが、11日の「夏の!虫をつかまえてみるかい!」では、オオカマキリの成虫を捕まえた参加者もおり、生き物は着実に秋に向けての準備をしていることが感じられました。
見学・観察会等(72名) | |
8/11 | 自然観察会「夏の!虫をつかまえて みる かい!」開催,参加者38名+講師3名(倉敷昆虫同好会 守安敦氏,末長晴輝氏,倉敷昆虫館 岡本館長)
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8/12 | 来園4名(倉敷市浜町,昆虫採集に来園) |
8/17 | ![]() |
8/26 | 来園1名(倉敷市,植物寄贈に来園) |
定例観察会 植物園を楽しむ会132「ミズオトギリの花に新涼を楽しむ」開催,参加者4名
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8/30 | 来園1名(倉敷市,植物寄贈に来園) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ45名 |
8/13 | ![]() |
8/18 | 倉敷市環境審議会 生物多様性部会 出席(倉敷市環境学習センター) |
8/20 | ![]() |
8/22 | 絶滅危惧植物 移植地現況確認調査(岡山大学資源植物科学研究所 野生植物研究室 山下純助教 同行)(倉敷市福江) |
8/26 | ![]() |
8/27 | ミズアオイ自生地 草刈り(9/1予定 ミズアオイ自生地保全活動 準備,倉敷市加須山)
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8/12 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
8/25 | 蒜山自然再生協議会 第3回(令和5年度前期)総会 参加(オンライン) |
特になし |
温室エリア |
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湿地エリア |
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その他 |
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寄贈等 |
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植物園 WEBサイト 更新 |
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