トップページ


重井薬用植物園の見学は予約制です。

見学をご希望の方 こちらをクリック



お問い合わせ

重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

4月の活動(2023.5.19)

園長からの一言

2017年頃から全国で開花報告が相次いでいますが、ついに植物園のハチクも開花しました。
21日:C地区 ハチク開花
野鳥へのエサやり行為をしている人がいることがカラス急増の一因のようです。
4日:パン切れをくわえたハシボソガラス

植物園の新年度は、毎年恒例の真庭市蒜山地域での「山焼き」から始まりました。昨年から国の自然再生推進法に基づく協議会「蒜山自然再生協議会」が実施主体となり、植物園もその一員として協議会に参画しています。今年は3か所を3日に分けて実施しましたが、いずれも事故無く終えることができました。参加人数は関係者含めて、3日で延べ139名と多くの方の協力を得ての大きな保全活動となってきています。

園内では、重井医学研究所附属病院、しげい病院両院の新入職員の方々に施設見学に来ていただきましたが、4日の附属病院の見学の際には良い天気、22日の定例観察会「植物園を楽しむ会」も快晴となり、すっかり油断していたところ、25日のしげい病院の見学の日は強い雨となり、足元の悪さも考慮し、園内の案内は無しで、園外の道から施設を確認するだけの見学となってしまいました。新入職員の方々に植物園の魅力が何とか伝わっていればよいのですが…。

園内の管理面では、先月にも被害にあったカラスによるビニールポットの苗の抜き取り(ポットのひっくり返し)被害が相次ぎました。タカ型のカイト(凧)のおどしは一定の効果があったのですが、おどしから距離が離れすぎたり、おどしが何かに引っかかるなどして動かなくなったりすると、ここぞとばかりにカラスが襲ってくる状況です。ちなみに植物園近辺では、たびたび食パン片を加えたカラスが目撃されており、野鳥へのエサやり行為がカラス急増の一因となっているようです。幸い、今のところは被害によって無くなってしまうような植物は出ていませんが、今後は屋外の鉢・ポット置き場などは防鳥ネットの設置が必須となりそうで、頭を悩ませています。

 

来園者(見学者)総数:153
見学・観察会等(113名)
4/4 植物園が附属病院の裏手にあると思って、迷ってしまう来園者が毎年何人かはおられますので、新入職員の方々には、植物園の場所を案内できるように、念入りにお願いしています。重井医学研究所附属病院 新入職員 見学26名(+引率職員1名)
4/5 見学2名(岡山市)
4/19 見学1名(岡山市)/来園1名(植物園ボランティア、タケノコ堀り)
4/22 定例観察会 植物園を楽しむ会127「芽吹き彩る春を楽しむ」開催,参加者36名

先月の楽しむ会は、雨でしたが今回は晴天! まずは足元のタンポポ類の解説から。 湿地エリアの湿地も、一面の新緑に包まれていました。

4/25 残念ながらあいにくの雨模様で足元も悪く、時間も遅かったので、園内の見学はなし。道から施設を見るだけになりました。しげい病院 新入職員 見学43名 (+引率職員3名)
4/28 見学1名(津山市)
その他の来園者
ボランティア・・・のべ40名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
4/1 真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(「鳩ヶ原」山焼き),参加者約62名(ボランティア,蒜山自然再生協議会 関係者等スタッフ含む)(真庭市蒜山上徳山)

朝8時集合にもかかわらず、多くのボランティアの方が参加 晴天、微風で好条件でしたが、乾燥気味でやや火勢強め

4/2 前日とはうって変わって風が出ましたが、風向きが安定していたこともあり、危なげなく終了。真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(「樹木伐採跡地」山焼き),参加者約43名(ボランティア,蒜山自然再生協議会 関係者等スタッフ含む)(真庭市蒜山上徳山)
4/9 強風のため、1日延期しての実施。降霜もあり、スローペースの山焼きとなりましたが、無事に終了。真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(「サクラソウ自生地」山焼き),参加者約34名(ボランティア,蒜山自然再生協議会 関係者等スタッフ含む)(真庭市蒜山上徳山)

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
4/23 23日:東中国山地自然史研究会 鏡野町 植生調査(鏡野町)

 

マスコミ取材、情報提供など
4/1 山陽新聞 真庭支局,真庭いきいきテレビ(地元CATV) 蒜山 山焼き取材
4/4 山陽新聞 「美作」面「大地黒く染める炎 蒜山・山焼き最盛期」掲載(蒜山自然再生協議会 山焼き部会長として片岡のコメント掲載)
4/12 山陽新聞倉敷本社 記者「重井薬用植物園の四季」取材(植物写真撮影)
4/14 山陽新聞 「都市圏」面「重井薬用植物園 ショウブ観察会 来月4、5日」(告知記事)掲載
4/22 山陽新聞の不定期連載「重井薬用植物園の四季」で紹介したところ、NHKの朝ドラの効果もあってか?割合反響がありました。山陽新聞 「備中」面「重井薬用植物園の四季」(シロヤマブキ)掲載

 

園内の管理作業など
温室エリア
フサヒゲルリカミキリの保全のための移植用ユウスゲ苗が被害を受けました。防鳥ネットを設置して被害は落ち着きました刈払機 草刈り(温室北広場,池周囲,温室南,園地西フェンス沿い,オキナグサ植栽地内部)/蒜山産ユウスゲ苗 カラス被害対応(ポット植え直し,おどしカイト設置,防鳥ネット張り)/植物植替え(エヒメアヤメ,ノウルシ)/植物播種(カワラケツメイ,イヌホオズキなど)/植物種子採集(イヌノフグリ,オキナグサなど)/オオバウマノスズクサ鉢 防虫ネットかけ作業/手刈り・草取り(マツバウンラン引き抜き,ヒオウギ株周り,南西フェンスつる植物剪定,ウマノスズクサ植栽地,ノカンゾウ植栽地)/外来タンポポ駆除作業/圃場耕耘(カワラケツメイ,サツマイモ圃場)/使用済み園芸用土 ふるいかけ/池北側 岸保護板補修(支え杭打ち直し) /刈草 収集・焼却/栽培用砂 熱湯消毒/苗箱・ビニールポット 洗浄/劣化苗箱 廃棄(底部切り取り・細断)/温室内 散水ミストノズル 修理
湿地エリア
刈払機 草刈り(ユウスゲ前広場,ミソナオシ株周り,アヤメ株周り,入口~ユウスゲ広場 観察路)/植物植栽(カラコギカエデ,イブキシモツケ,キンキマメザクラ)/タケノコ 残置分マーキング(杭立て)作業・掘り取り/伐採木枝 片付け(細断・積み上げ)/手刈り・草取り(アヤメ株周り)/刈草 収集・焼却
その他
  • 7日:植物プラ名札(フラワーラベル)洗浄・字消し作業
  • 8日:園内 水質定期調査(電気伝導度など)
  • 14日:C地区(妙見谷池西)タケノコ堀り

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 特になし
  • 外部→植物園
    • 14日:トビシマカンゾウ(山形県産,植物園ボランティアの方より寄贈)
    • 24日:チトセカズラ(真庭市,片岡採集)
植物園
WEBサイト
更新
  • 6日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(5/4・5「端午の節句 ショウブプレゼントとミニ観察会」開催要項公開)
  • 14日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(5/7「サクラソウと蒜山の春」,5/14「植物園を楽しむ会129」,5/20「ハマウツボと砂地の生き物観察会」開催要項公開)
  • 15日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(5/13「倉敷みらい公園で生き物探し2023年5月」開催要項公開)
  • 18日:「植物園便り」(3月の活動)
  • 19日:「現在の見ごろ植物」(キシツツジ,ゴマキ)
  • 26日:「おかやまの植物事典」(「ヒメウズ」追加)
  • 29日:「お知らせ」(5/7「サクラソウと蒜山の春」バス運行について告知)

▲このページの先頭へ
▲植物園便りのトップページへ