園長からの一言
![]() 26日:温室エリアの池の岸でくつろぐカルガモのつがい |
![]() (6/1撮影)葉枯れ病に侵されたアテツマンサク |
中旬頃までは夏日の日はあるものの、爽やかな日が続きました。例年、5月4日もしくは5日に午前・午後の2回開催していた「端午の節句 ショウブプレゼント&ミニ観察会」を今年は4日と5日の午前中に開催しましたが、2日とも良い天気となりました。暑くなるかと思いましたが、風が涼しかったため、参加した子供さんも落ち着いて解説を聞いてくれました。中旬頃からはだんだんと気温が上昇しはじめ、24日には、31.5℃と、今年初めての真夏日を記録しましたが、22日に開催した「植物園を楽しむ会(青嵐の里山を楽しむ)」では、爽やかな風が木の葉を揺らす気持ちのいい日でしたので、参加者の方々には湿地に咲き乱れるトキソウなどをゆっくりと楽しんでもらうことができました。
また、5月は園外でのイベント開催が多く、7日には真庭市蒜山で、午前中にサクラソウの自然観察会、午後にユウスゲ苗の移植活動を実施しました。ユウスゲ苗の移植に関しては、国内希少野生動植物であるフサヒゲルリカミキリの食草の確保のため、植物園で蒜山産の種子から育てた苗を使用しています。また、15日には岡山市の吉井川河川敷で「ハマウツボと砂地の生き物観察会」、29日にはまた真庭市蒜山にて「草刈り山の生き物保全教室」を開催しました。
園内管理では、今期も草刈りシーズンが開幕となっています。カワラナデシコなど、定期的な草刈りで生育環境を整えてやることが必要な植物もありますので、そういった植物については成長具合などをチェックしながら、草刈り範囲や作業予定を組み立てています。また、園内のアテツマンサクに、葉枯れ病の発生が目立ってきています。マンサク類の葉枯れ病は近年、西日本を中心に広がりつつある病気ですが、発病メカニズムがはっきりわかっておらず、対策もこれといったものがありません。葉芽に原因菌が感染するという情報もあるため、思い切って根元から伐採して萌芽を促すことも考えていますが、確実に数年は花が見られなくなるため、来春の花が終わってからにするか、悩んでいるところです。
見学・観察会等 (83名) | |
5/3 | 見学2名(玉野市) |
5/4 | ![]() |
5/5 | ![]() |
5/18 | 見学2名(倉敷市1,岡山市1) |
5/20 | 見学1名(倉敷市) |
5/21 | 来園1名(植物園ボランティア,園内植物の写真撮影に来園) |
5/22 | ![]() |
5/25 | 来園2名(植物園ボランティア,植物の質問に来園) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ55名 |
5/7 | ![]() |
![]() |
|
5/8,10,17 | 岡山県希少野生動植物保護条例 サクラソウ モニタリング調査(真庭市) |
5/9 | 岡山県希少野生動植物保護条例 サクラソウ モニタリング調査(新見市・高梁市) |
5/15 | 自然観察会「吉井川 ハマウツボと砂地の生き物観察会」開催,参加者65名(スタッフ含む)(岡山市西大寺公民館,吉井川 ハマウツボ・ネットワーク 共催)(岡山市東区西大寺浜)
|
吉井川 ハマウツボ・ネットワーク総会 出席 | |
5/26 | 倉敷ロータリークラブ例会 卓話「重井薬用植物園にようこそ!」講演(倉敷国際ホテル) |
5/29 | SAVE JAPAN プロジェクト「草刈り山の生き物保全教室」開催,参加者13名(スタッフ含む)(山焼き隊,特定非営利活動法人岡山NPOセンター,蒜山自然再生協議会 共催)(真庭市蒜山上徳山)
|
5/14 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
5/4 | RSK山陽放送 「ショウブプレゼント&ミニ観察会」取材 →同日夕方「RSKイブニングニュース」にて放映 |
5/5 | KCT倉敷ケーブルテレビ「ショウブプレゼント&ミニ観察会」取材 →同日夕方「KCTニュース」にて放映 |
5/7 | 真庭いきいきテレビ(MIT,真庭市CATV)「サクラソウと蒜山の春」取材 → 後日、「MITニュース」にて放映されたとのこと |
5/10 | 山陽新聞 倉敷総社圏版「重井薬用植物園の四季」(ヤシャビシャク)掲載 |
5/20 | 山陽新聞 おかくらプラス「情報ひろば」5/22植物園を楽しむ会 告知記事掲載 |
温室エリア |
![]() |
湿地エリア |
草刈り作業(ショウブ池周り)/手刈り・草取り作業(ミソナオシ株周り,下池 ハンゲショウ生育範囲調整,ショウブ池~木道デッキ間 ハンゲショウ駆除,湿地内 カキツバタ生育範囲調整)/刈草等 収集・焼却 |
その他 |
|
|
寄贈等 |
|
植物園 WEBサイト 更新 |
|