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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

4月の活動(2022.5.6)

園長からの一言

3日:植物園のまわりのモモ園が花盛りになり、まさに桃源郷の趣きです
3日:植物園のまわりのモモ園が花盛りになり、まさに桃源郷!
28日:湿地エリアにノウサギ出現(以前、糞は見つけていたのですが、姿を見たのは初めてでした。春の陽気で警戒心が薄れていたのでしょうか)
28日:湿地エリアにノウサギ出現

月の初め頃はまだ冷え込む日もあり、植物園の温度データロガーでは、わずかではありますが、氷点下を記録した日もありました。一方で、昼間の気温は中旬にかけてぐんぐん上がり、9日には今年初めての夏日(最高気温25℃以上)となり、12日には最高気温が29.8℃と真夏日(最高気温30℃以上)寸前になりました。急に気温があがったためか、園内でも気候によっては、少し花期がずれるはずの植物が、ほぼ同時に咲くようなことが多かったほか、植物園のボランティアの方々も、月初めには冬に伐採した樹木枝の片付けなど、冬仕事の続きをしてもらっていたのが、月末には草取りをしてもらうことになり、植物も人にとっても、少し慌ただしい印象の春となったように思います。

園外の活動では、毎年実施している真庭市蒜山での「山焼き」にスタッフとして参加しました。今回より、実施主体が「蒜山自然再生協議会」となっています。保全活動のやり方自体が大きく変わるわけではないのですが、ドローンによる上空からの燃え広がり方の監視など、より安全に山焼きを実施するため、様々な新しい試みも行われています。また、24日には、植物園、昆虫館、創和会が賛助会員となっている倉敷市立自然史博物館友の会が設立30周年を迎え、観察会、総会に加え、記念祝賀会が開催されましたので、参加し、祝賀会では司会・進行を担当しました。

その他、印象に残った出来事としては、28日に草刈りをしようと、湿地エリアに行ったところ、なんとノウサギに出会いました。事務所にカメラを取りに帰って戻ってきても、全く気付かずに夢中で草を食べており、しっかり写真と動画を撮影することができました。これまで、ウサギの糞は見つけていましたので、いることはわかっていたのですが、姿を見たのは初めてです。春の陽気で、ノウサギも警戒を忘れてしまっていたのでしょうか。

 

来園者(見学者)総数:144
見学・観察会等 (68名)
4/1 見学5名(岡山市中区4,岡山市南区1)
来園1名(山陽新聞倉敷本社 記者,「重井薬用植物園の四季」写真撮影)
4/5 5日:重井医学研究所附属病院 新入職員 施設見学(湿地を眺めながら、植物園の歴史について説明中)重井医学研究所附属病院 新入職員 施設見学 25名(+ 引率職員1名)
来園1名(植物園ボランティア,園内植物の写真撮影)
4/6 見学2名(倉敷市)
4/8 来園1名(植物園ボランティア,植物について質問)
4/15 来園2名(倉敷市,植物について質問)
4/16 来園4名(創和会職員とご家族,タケノコ堀り体験と伐採樹木を引き取り)
4/23 見学4名(倉敷市)
4/29 来園1名(植物園ボランティア,植物について質問)
4/30 定例観察会 植物園を楽しむ会116「行く春に咲く花々を楽しむ」開催,参加者21名

30日:植物園を楽しむ会116「行く春に咲く花々を楽しむ」(岡山県では高梁川流域でしか見られない、キシツツジの観察中) 30日:植物園を楽しむ会116「行く春に咲く花々を楽しむ」(キシツツジとよく似ているけど、こちらは萼などがネバネバのモチツツジです)

その他の来園者
ボランティア・・・のべ76名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
4/2 真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(「鳩ヶ原」山焼き),参加者約70名(ボランティア,蒜山自然再生協議会 関係者等スタッフ含む)(真庭市蒜山上徳山)

2日:真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(山焼き)(枯草を燃やすことで、草の芽生えを促します) 2日:真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(山焼き)(多くのボランティアの方に参加して頂きました。)

4/9 真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(「サクラソウ自生地」山焼き),参加者約25名(ボランティア,蒜山自然再生協議会 関係者等スタッフ含む)(真庭市蒜山上徳山)

9日:真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(山焼き)(火の燃え広がり方を見守るボランティア) 9日:真庭市蒜山 半自然草原 保全活動(山焼き)(山焼きによって、サクラソウなどの貴重な植物が守られます)

4/21 SAVE JAPAN プロジェクト 中間報告会 参加(オンライン)
4/23 23日:「倉敷みらい公園の生き物しらべ2022春」(倉敷市立自然史博物館、同友の会との共催で開催しました)自然観察会「倉敷みらい公園の生き物しらべ2022春」 参加(講師,倉敷市立自然史博物館,博物館友の会と共催)(倉敷市寿町)
4/24 自然観察会「真備美しい森の春」/倉敷市立自然史博物館友の会総会/友の会設立30周年記念祝賀会(司会) 参加(倉敷市真備町市場)

24日:自然観察会「真備美しい森の春」参加(あいにくの雨でしたが、春の草花が観察できました) 24日:博物館友の会 設立30周年記念祝賀会(友の会設立30周年記念祝賀会には伊東倉敷市長も来られ、挨拶されました)

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
  特になし

 

マスコミ取材、情報提供など
4/15 山陽新聞 倉敷総社圏版「重井薬用植物園の四季」(タネツケバナ)掲載

 

園内の管理作業など
温室エリア
草刈り作業(タヌキマメ植栽地,温室南~カワラケツメイ植栽地周辺,キシツツジ株周辺,池周囲,市道,駐車場所)/手刈り・草取り作業(大型プランター置き場,シロヤマブキ・ヤマトレンギョウ花壇周り,オキナグサ植栽地)/植物植替え(カタクリ,ササユリ,クシバタンポポ,シモツケソウ,筒咲きカンサイタンポポ,キセワタ)/植物播種(カワラケツメイ,ツキミソウ,タヌキマメなど10種)/植物植栽(カシワ,サンショウ)/樹木剪定・伐採(ヤマウコギ,オオウラジロノキ,エビヅル,入り口わきフェンス ツル植物)/外来植物駆除(外来・雑種タンポポ)/池 北西岸 補修(土のう積み)/屋外 鉢・ポット・プランター等水やり/剪定枝 焼却/使用済み栽培用土 ふるいかけ
湿地エリア
草刈り作業(観察路,ショウブ池周辺,ユウスゲ前広場)/手刈り・草取り作業(アヤメ株周り,ユウスゲ植栽地)/ショウブ池 掃除/竹林 タケノコ堀り,残置分標識つけ/樹木伐採(剪定)(ヒイラギ,スダジイ枝)/伐採樹木枝 運搬・積み上げ(中広場西,大クスノキ西)/外来植物駆除作業(マツバウンラン引き抜き)/伐採(剪定)樹木枝 収集・焼却

1日:冬の間に伐採した樹木の枝の積み上げ作業(分解が進むと、様々な昆虫の発生場所になります) 22日:ユウスゲ植栽地の草取りをするボランティア(月初めには草はほとんど伸びていなかったのですが、下旬には園内はすっかり緑色!)

その他
  • 1,6,8日:A地区 整備作業(下刈り等)
  • 5日:湿地エリア 展望デッキ手すり修繕工事
  • 6日:園内 水質(電気伝導度)定期調査
  • 随時:種子採集・精選(イヌノフグリ,オキナグサ)

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 9日:蒜山産種子由来のユウスゲ苗120ポットを保全活動(移植)のため、津黒いきものふれあいの里に寄贈9日:真庭市 津黒いきものふれあいの里へ、蒜山産種子由来のユウスゲ苗120ポットを寄贈(5/7予定 草原保全活動準備のため、約300ポットの一部)
    • 16日:創和会 職員の方へ伐採樹木(薪)を寄贈
  • 外部→植物園
    • 8日:大分県の方から寄贈された、コミノヒメウツギ1日:チョウジソウ(植物園ボランティアの方より,以前寄贈していただいたものと同一由来のものを追加寄贈)
    • 8日:コミノヒメウツギ(大分県の方より挿木苗5株,大分県産)
    • 11日:ヒメニラ(標本および株),オキナグサ(標本のみ)(片岡採集,岡山市)
植物園
WEBサイト
更新
  • 3日:「現在の見ごろ植物」更新(キビヒトリシズカ,サクラソウ)
  • 10日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(5/7「サクラソウと蒜山の春」開催要項公開)
  • 13日:「植物園便り」(3月の活動)
  • 15日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(5/15「吉井川 ハマウツボと砂地のいきもの観察会」開催要項公開)
  • 22日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(5/22「植物園を楽しむ会117」/5/29「草刈り山の生き物保全教室」開催要項公開)/「お知らせ」(真庭市蒜山地域での草原保全関連イベントについての告知 掲載)/「現在の見ごろ植物」更新(チョウジソウ)
  • 30日:「おかやまの植物事典」(「キビシロタンポポ」追加)

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