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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

3月の活動(2022.4.13)

園長からの一言

23日:開花したサクラソウ
23日:開花したサクラソウ
12日:彼女募集中!カワセミの雄
12日:彼女募集中!カワセミの雄

上旬は氷点下になる日が続いたためか、年によっては2月下旬に開花することもあるアテツマンサクの蕾もなかなかほころばなかったのですが、10日を過ぎると少し気温が上がり、それを待っていたのでしょうか、アテツマンサクや鉢植えのユキワリイチゲが咲いたり、サクラソウの葉が顔を出したりと、様々な春の訪れが感じられるようになりました。冬の間、あまり姿を見せなかったカワセミも頻繁に飛来するようになり、雄が雌の周りを飛び回って、気を引こうとする様子が見られました。下旬にはサクラソウも開花をはじめ、本格的な花のシーズンが始まったようです。

イベント等では、「まん延防止等重点措置」の影響で2度も開催を延期していた、特別企画の自然体験教室「たき火であそぼう!」を3度目の正直でようやく開催しました。湿地エリアの林で薪を拾い集め、火打石で火起こしをして、そのたき火で焼き芋をしつつ、ノコギリでの樹木伐採体験などもするという、内容盛りだくさんの企画でした。寒い時期に、たき火の暖かさを感じてもらう…つもりだったのですが、延期ですっかり暖かくなって、「熱い(暑い?)!」という声も聞かれました。27日に開催した「植物園を楽しむ会」の頃には、温室エリアのエドヒガンも満開、オキナグサも開花しており、すっかり春らんまんの園内を楽しんでもらうことができました。

また、14日から19日にかけては、日本生態学会大会にオンラインで参加し、様々な研究発表などを聞いて、大いに刺激を受けました。なお、15日は、学会開催期間中ではありましたが、1日スケジュールが空いていたので、植物園ボランティアの方々、倉敷市の自然保護監視員の方などと協力し、倉敷美しい森の湿地保全活動を実施しました。移動をする必要のないオンライン参加ならではのことですが、他にも、様々な打ち合わせや草原保全活動の説明会などをオンライン(リモート)で行うようになっており、便利ではあるのですが、その分、PCの前に座る時間が長くなりますので、日に日に春めいていく事務所の窓の外が気になる日々でもありました。

 

来園者(見学者)総数:123
見学・観察会等 (51名)
3/9 来園1名(山陽新聞倉敷本社記者,「重井薬用植物園の四季」写真撮影に来園)
3/13 特別企画・自然体験教室「たき火であそぼう!」開催,参加者27名

たき火の燃料となる枯れ枝などを園内で拾い集める子供たち 枯れ木とはいえ、結構な重さです。協力して運ぼう!

薪集めの次は、火打石での火起こしに挑戦! 見事に火起こし成功!勢いよく燃えるたき火。この後、焼きイモも楽しみました

3/20 来園2名(岡山市,園内でつくし摘みに来園)
3/23 来園1名(総社市,伐採樹木枝の一部を受け取りに来園)
3/27 定例観察会 植物園を楽しむ会115「草若葉の原っぱを楽しむ」開催,参加者21名

満開のエドヒガンを見ながら開会のあいさつ オキナグサの花の観察中。花が下を向いて咲くのは、雨を避けるため!

その他の来園者
ボランティア・・・のべ72名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
3/5 保全活動の準備のため、事前に草刈りを行いました倉敷美しい森 湿地(湿生植物園)草刈り作業(保全活動準備)(倉敷市曽原)
3/12 生き物文化誌学会 焼畑例会 参加(オンライン)
3/14-19 日本生態学会 第69回大会(ESJ69)参加(オンライン)
3/15 倉敷美しい森 湿地(湿生植物園)保全活動 実施 (植物園ボランティア,倉敷市自然保護監視員,倉敷市職員など10名参加)

刈っておいた草を集めて、湿地内部から持ち出します 背丈の高いササが多い場所は、持ち出すのも一苦労

3/27 蒜山山焼き参加者向け 事前説明・質問会 開催(オンライン)

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
3/8 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市市民活動センター)
3/18 蒜山 山焼き関係者打ち合わせ(オンライン)
3/27 SAVE JAPANプロジェクト関係者打ち合わせ(オンライン)

 

マスコミ取材、情報提供など
3/29 字が書けるタラヨウの葉。5日の「たき火であそぼう!」の際には、ノコギリでのタラヨウの木伐採体験も行い、葉をお土産にしてもらいました山陽新聞 倉敷総社圏版「重井薬用植物園の四季」(タラヨウ)掲載
3/31 山陽新聞 倉敷総社圏版「重井薬用植物園の四季」(スギ)掲載

 

園内の管理作業など
温室エリア
真庭市蒜山地域での草原の生物多様性保全への協力として、ユウスゲの苗を育てています植物植替え(ヒメウラジロ,ダイモンジソウ,キビノミノボロスゲ,サクラタデ,セトウチホトトギス,ムラサキなど約35種)/植物植栽(ノカンゾウ)/植物播種(ミズオオバコ,ハマゴウ,ユウスゲ,ミズアオイ)/外来植物駆除作業(外来・雑種タンポポ)/栽培用砂・苗箱・ポット 熱湯消毒/マサ土,使用済み栽培用土 ふるいかけ/圃場耕耘(カワラケツメイ植栽地など)/樹木剪定(シロノチリツバキ,カラタネオガタマ)/温室 散水用圧力タンクメンテナンス(水抜き・エア入れ)/温室側溝 掃除(泥上げ)/オキナグサ,ノカンゾウ,フジバカマ・イヌハギ植栽地 侵入防止 竹杭・ヒモ更新
湿地エリア
幅が狭くなった箇所に土のうを積み、その上に土をかぶせることで、早期に植生が回復するようにしています樹木伐採(展望デッキ周辺,奥池堤防)/伐採木 幹 玉切り・運搬/伐採樹木枝 収集・焼却/伐採樹木 幹・枝 細断し園地内に積み上げ(腐朽させて生物の棲み処とするため)/ユウスゲ,キビヒトリシズカ,マイヅルテンナンショウなど植栽地 侵入防止 竹杭・ヒモ更新/焼却灰 ユウスゲ植栽地へ撒布/植物植栽・補植(キビノミノボロスゲ)/湿地 木道デッキ東側 流路調整/下池岸 補修作業(土のう積み)
その他
  • 6日:園内 水質(電気伝導度)定期調査
  • 17日:植物名札 洗浄・字消し作業
  • 23日:温室エリア~湿地エリア間市道 草刈り・ゴミ拾い
  • 31日:令和4年度 ボランティア活動保険 手続き(くらしき健康福祉プラザ 社会福祉協議会)
  • 随時(~12日):自然体験教室「たき火であそぼう!」準備作業(火起こし用火口作成など)

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 23日:総社市の方へ、伐採した樹木の枝を寄贈(薪に使うとのこと)
    • 28日:真庭市在住の草木染 染色家の方へ、園内で間伐したヤマコウバシの幹・枝葉を寄贈
    • 28日:真庭市 津黒いきものふれあいの里へ、蒜山産種子由来のユウスゲ苗60ポットを寄贈(5/7予定 草原保全活動準備のため、約300ポットのうちの一部)
  • 外部→植物園
    • 特になし
植物園
WEBサイト
更新
  • 11日:「お知らせ」(「新型コロナ感染症に関する当園の対応について」更新)/「現在の見ごろ植物」更新(ユキワリイチゲ)
  • 12日:「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(4/23「倉敷みらい公園の生き物しらべ2022年春」開催要項公開)/「現在の見ごろ植物」更新(アテツマンサク・ニシキマンサク)

11日:ルリイチゲとの別名をもつユキワリイチゲの花 12日:ようやく開花、アテツマンサクの花(年によっては2月下旬に咲くこともありますが、今年は3月初めまで気温が低かったためか、遅めの開花でした)

  • 16日:「植物園便り」(2月の活動)/「開園・イベントカレンダー」・「年間予定表」(4/30「植物園を楽しむ会」,5/4・5「端午の節句 ショウブプレゼント&ミニ観察会」開催要項公開)
  • 26日:「開園・イベントカレンダー」(年間イベント予定入力)
  • 27日:「おかやまの植物事典」(「アテツマンサク」追加)

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