園長からの一言
12日:湿地エリアの池に張った氷にうっすらと雪が。 |
4日:かろうじて生き残っていたジョロウグモ。残念ながら数日後には冷え込みのためか、姿を消していました。 |
年明けより、氷点下になる日も多く、21日には今期最低の-5.2℃を記録しました。温室エリアの池も全面凍結まではなかなかしないものの、たびたび氷が張り、時には氷の上にうっすらと雪が見られる日もありました。その一方で日中は10℃を上回る日も多く、寒暖差の激しい一か月だったように感じています。4日の仕事始めの日には、湿地エリアで生き残っているジョロウグモを発見して驚きました。ジョロウグモは卵での越冬で、成体は冬の間にはすべて死んでしまいますので、年を越してまで生き残っている個体は比較的珍しいように思います。ただ、見つけた数日後から一段と冷え込みましたので、それには耐え切れなかったようで、いつの間にか姿を消していました。
1月の「植物園を楽しむ会」では、植物の観察がしにくい時期ということもあり、毎年「とんど焼き」を実施していますので、年明けからはとんど焼きのやぐらの材料となる、モウソウチク、薪(伐採木や枯死木)の準備を行い、「楽しむ会」の終了後は、これも毎年恒例、湿地内部の草刈り作業に取り組みました。とんど焼きに欠かせない正月飾りについては、当日、参加者に持って来てもらっているほか、事前にしげい病院、附属病院の職員に呼びかけて提供して頂いていますが、今年は例年に比べて非常に多くのお飾りが集まり、とんどのやぐらも賑やかな印象になりました。また、今年も新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、メダケの先にお餅を挟み、とんどの火で焼いて小豆がゆに入れて食べてもらう「体験」については取り止めにしましたが、代わりに、常緑樹の枝を10種類準備し、火にくべた際に出るパチパチという音の違いを体験してもらいました。一見、似たような葉でも、大きな音がしたり、あまり音がしなかったりと、樹種ごとの違いを楽しんでいただけたようです。来園者(見学者)総数:109名
見学・観察会等 (49名) | |
1/7 | 来園2名(倉敷ケーブルテレビ,取材に来園) |
1/15 | 来園3名(16日とんど焼きにお飾り持参,下見のため来園) |
1/16 | 定例観察会 植物園を楽しむ会114「炎と音のとんど焼きを楽しむ」開催,参加者38名
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1/22 | 来園2名(岡山市 龍泉寺の自然を守る会,10周年記念誌 第2版 CD-ROM寄贈に来園) |
1/23 | 見学2名(倉敷市) |
1/30 | 見学2名(倉敷市) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ60名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
1/30 | 「ミズアオイのたねまき会」(倉敷市・倉敷市立自然史博物館友の会・植物園 共催)開催,参加者30名(倉敷市加須山)
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学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
1/8 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
1/12 | 倉敷の自然をまもる会理事会 出席(倉敷市市民活動センター) |
1/19 | 岡山県野生動植物調査検討会 植物部会(令和3年度第2回) 出席(オンライン) |
1/20 | 蒜山自然再生協議会 設立総会 出席(真庭市蒜山振興局) |
マスコミ取材、情報提供など
1/6 | 山陽新聞 倉敷総社圏版「重井薬用植物園の四季」(ウラジロ)掲載 |
1/7 | 倉敷ケーブルテレビ 「春の七草」撮影に来園 → 同日夕方「KCTニュース」気象情報コーナーにて植物映像のみ放映 |
1/14 | 山陽新聞 おかくらプラス面「情報ひろば」コーナーに2/5「たき火であそぼう!」告知記事掲載 |
1/22 | 山陽新聞 倉敷総社圏版「重井薬用植物園の四季」(センダン)掲載 |
1/30 | 倉敷ケーブルテレビ「ミズアオイのたねまき会」取材 → 同日夕方の「KCTニュース」にて放映(園長のコメント映像あり)。 |
園内の管理作業など
温室エリア |
植物植替え(マイヅルテンナンショウ,エヒメアヤメ,ヒゴタイ)/マサ土,使用済み栽培用土 ふるいかけ |
湿地エリア |
刈払機 草刈り(湿地内部,ユウスゲ植栽地)/樹木伐採(ヒノキ)/アベマキ大径木 巻き枯らし(樹皮剥離)処理/手刈り作業(展望デッキ下斜面 岩周り)/落葉かき(園地全体)/樹木ラベル付け(カゴノキ,タブノキ)/刈草,伐採樹木枝 収集・焼却
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その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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植物園 WEBサイト 更新 |
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