園長からの一言
9日:毎年恒例、温室エリア池のヒメガマ刈り取り作業 |
21日:ちょっとユーモラスな顔のハシビロガモが飛来 |
11月中は日中の気温が20℃を超える日がありましたが、12月に入ってからは20℃を上回ることは無くなりました。「冬日」とは最低気温が0℃未満の日をいうのだそうですが、アメダスのデータでは、倉敷市の2021年初めての冬日は12月19日(-0.2℃)ということになるようです。ところが、植物園では11月中には既に冬日を記録しており、19日にはなんと-2.6℃を記録しました。
毎年、この時期の園内の管理作業として、温室エリアの池内部に生育しているヒメガマの刈り取り作業を行っています。胴長、ゴム手袋を着用しての作業のため、多少肌寒くなってくる初冬の時期に作業を行うことにしているのですが、今年は作業終了より早く寒波が到来し、少し慌てて作業を進めました。また、園内のクチナシの木が毎年多くの実をつけるので、12月上旬には採取して乾燥させ、前年の果実は様々な機会に配布していたのですが、昨年から新型コロナウイルス感染症の感染拡大もあり、配布する機会が減ってしまい、2019年12月採取の実が大量に残ってしまっていました。採取時期の関係もあり、料理の色付け用として配布するのは憚られましたので、草木染め用として植物園のFacebookページで希望を募ったところ、数人の方から連絡があり、無事にすべて配布することができました。
園内では、花はほとんど見られなくなる時期ではありますが、5日の「植物園を楽しむ会」では、様々な植物の果実を紹介したほか、12日には倉敷イオンチアーズクラブが来園し、わら縄ない体験や、羽釜での炊飯、たき火での焼きイモなどの自然体験を行って大変盛り上がりました。来年度にむけては、このような植物園の「自然体験フィールドとしての魅力」についての発信についても重点的に考えていきたいと思っています。
来園者(見学者)総数:108名
見学・観察会等 (44名) | |
12/5 | 定例観察会 植物園を楽しむ会113「冬木立に香る桂花を楽しむ」開催,参加者20名
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12/12 | 来園21名(倉敷イオンチアーズクラブ,ワラ縄ない体験等、自然体験を実施)
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12/17 | 見学1名(瀬戸内市,クチナシ果実受け取り)/来園1名(倉敷市,クチナシ果実受け取り) |
12/24 | 来園1名(山陽新聞倉敷本社 記者,取材に来園) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ64名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
12/10 | 希少植物 自生地 保全活動,5名参加(植物園ボランティア4名+片岡)(新見市豊永佐伏) |
12/11 | 西大寺ハマウツボ保護地 保全活動,参加者約20名(吉井川 ハマウツボ・ネットワーク,西大寺公民館,岡山市環境保全課,学芸館高校生徒など) |
12/12 | 倉敷市立自然史博物館 自然(地学)観察会「三吉鉱山跡での鉱物等の観察」参加(倉敷市西坂) |
12/18 | 日本植物分類学会 講演会 参加(オンライン) |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
12/15 | 蒜山自然再生協議会 設立準備会議(第3回)出席(真庭市) |
マスコミ取材、情報提供など
12/10 | 備北民報(新見市圏ローカル紙),希少植物自生地 保全活動 取材 |
12/24 | 山陽新聞 倉敷・総社圏版「重井薬用植物園の四季」取材(写真撮影) |
園内の管理作業など
温室エリア |
刈払機 草刈り(ウマノスズクサ植栽地,オキナグサ植栽地,池岸,西側フェンス沿い園地)/手刈り・草取り(温室内通路,ショウドシマレンギョウ剪定,クロガネモチ剪定,池内部 ミツガシワ堀り上げ,ヒメガマ刈り取り・仮結束)/ヒメガマくろ 作成/使用済み栽培用土 ふるいかけ/水草プランター置き場 防草シート破れ部分貼り替え/プラスチック植物名札 研磨・洗浄(字消し)作業/刈草 収集・焼却 |
湿地エリア |
刈払機 草刈り(下池周囲,湿地西法面,クスノキ下斜面)/樹木伐採(モウソウチク,ヒノキ)/刈草・伐採樹木枝 収集・焼却 |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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植物園 WEBサイト 更新 |
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