園長からの一言
14日:例年よりずいぶん早く開花を始めたサクラソウ |
31日:繊細な白色の花糸(雄しべ)が美しい、キビヒトリシズカの花 |
3月半ばまでは、しばしば氷点下を記録していましたが、下旬には0℃を下回ることはほとんどなくなり、最高気温が20℃を超える日が続くようになりました。そのためか、様々な植物の開花が早く、例年であれば3月末頃から咲き始めるサクラソウやオキナグサなどがおよそ2週間早く、14日頃から咲き始めました。
27日に開催を予定していた定例観察会「植物園を楽しむ会」は、テーマを「夢見草(サクラの異名)開く春を楽しむ」としていましたが、当てにしていた温室エリアのエドヒガンの開花も早く、27日までに散ってしまうのではないかと随分気をもむことになりました。観察会当日には盛りは過ぎていたものの、何とか花が残っている状態で、無事に観察をしてもらうことができました。なお、今回の「楽しむ会」は、新型コロナウイルス感染症への対応として事前申込み方式にしてから初めて、受付終了予定日より前に定員(30名)に達し、申込み受付を締め切りました。(当日キャンセルがあったため、実際の参加人数は26名)
10日には、植物園ボランティアの方の紹介で、倉敷市内で里山の手入れなどを行っている「里山グリーンクラブ」の方々が、園内の樹木伐採ボランティアに来園されました。普通に伐倒すると金網フェンスなどに当たってしまうため、伐採が難しかった樹木にワイヤーをかけるなどして伐採して頂き、大変助かりました。その翌日11日には、逆に植物園ボランティアの方と一緒に、植物園の外に出掛けて「倉敷美しい森」内にある湿原の保全活動を行いました。ボランティアに来て頂くのと、ボランティアをしに出掛けるのは、行動としては真逆ですが、どちらも、自然保護活動が活発になることにつながると思いますので、今後とも、園内、園外問わず、自然保護・保全のボランティア活動を応援していきたいと考えています。
来園者(見学者)総数:103名
見学・観察会等 (37名) | |
3/5 | 来園2名(総社市環境課職員,3/14講演打ち合わせ) |
3/10 | 来園9名(倉敷市内の市民グループ「里山グリーンクラブ」,樹木伐採ボランティアに来園) |
3/17 | 来園2名(植物園ボランティアの方,園内植物写真撮影・植物写真寄贈に来園) |
3/19 | 来園1名(植物園ボランティアの方,園内植物写真撮影に来園) |
3/26 | 来園3名(倉敷市) |
3/27 | 定例観察会 植物園を楽しむ会105「夢見草開く春を楽しむ」開催,参加者26名(+共催 倉敷の自然をまもる会 役員3名)
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その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ66名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
3/4 | 倉敷美しい森 湿原保全活動準備(草刈り)(倉敷市曽原 倉敷美しい森) |
3/11 | 倉敷美しい森 湿原保全活動 (参加者10名…園長含む)(倉敷市曽原 倉敷美しい森)
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3/14 | 総社市 自然保護講演会「総社市のレッドデータ植物~岡山県レッドデータブック2020より~」講演(参加者11名,総社市図書館) |
3/25 | ミズアオイ自生地 スクミリンゴガイトラップ 設置(倉敷市加須山) |
3/27 | ミズアオイ自生地 スクミリンゴガイトラップ チェック(倉敷市加須山) |
3/28 | 山焼き初心者 現地見学・初心者研修会(真庭市蒜山)講師 |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
3/10 | 倉敷の自然をまもる会 理事会(倉敷市 市民活動センター) |
3/13 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
3/17-21 | 第68回 日本生態学会大会(岡山大会)参加(オンライン) |
マスコミ取材、情報提供など
特になし |
園内の管理作業など
温室エリア |
草刈り作業(温室エリア外部,カワラケツメイ植栽地)/手刈り・草取り作業(池東フェンス沿い カザグルマ株周り,水草プランター周り)/植物植替え(ヤチシャジン,カセンソウなど27種)/植物定植(フジバカマ補植,イボタノキ)/栽培用砂・栽培用ビニールポット・苗箱 熱湯消毒/外来植物(外来タンポポ類,外来チチコグサ類)駆除作業 |
湿地エリア |
樹木伐採・剪定(クスノキ,ネズミモチ,アラカシ,アベマキ,ヤマモモ,モチノキ,クリ,ウツギ)/伐採樹木枝 運搬・焼却/シロヤマブキ 掘り上げ(生育不良のため鉢植えにして管理)/観察路 整備作業(奥池の砂を掘り上げ、樹木の根が露出してつまずきやすい箇所に投入)/ユウスゲ植栽地 侵入防止ロープ張り |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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