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重井薬用植物園
岡山県倉敷市浅原20
TEL:086-423-2396
FAX:086-697-5865
E-mail:shigeihg@shigei.or.jp

 

植物園便り

1月の活動(2021.2.18)

園長からの一言

8日:寒波到来で全面凍結した温室エリアの池 23日:雨の中、今年初来園したカワセミ君
8日:寒波到来で全面凍結した温室エリアの池
23日:雨の中、今年初来園したカワセミ君

仕事始め早々、大寒波が到来し、8日には温室エリアの池が全面凍結しました。9日の朝には今期最低の-7.1℃を記録しました。これが植物園での最低記録というわけではなく、2015年から温度データロガーによる記録を行っていますが、2018年2月9日の-7.5℃が最も低い記録です。最低記録ではありませんが、植物にはこの冷え込みは相当こたえたようで、冬越しのロゼット葉を広げていた植物も一旦葉を枯らしたものが多く見られました。

16日に開催した定例観察会 植物園を楽しむ会(とんどで藪入りを楽しむ)では、毎年恒例のとんど焼きを行いました。昨年1月は過去最高の185名の参加者がありましたが、コロナ禍の状況下でもあり、定員を50名に抑え、とんどの火での餅焼き体験、小豆がゆの提供、火起こし体験コーナーなどの設置を中止するなど、内容を縮小しての実施としました。当日朝には思わぬ通り雨がありましたが、雨が降り出す前に何とか、とんど焼きのやぐらにブルーシートで雨除けをすることができ、無事に開催することができました。自然体験的な内容が少なくなったので、参加した子供たちにはつまらない内容になるかも、と心配していましたが、火で炙ると葉がパチパチと弾けて音を立てるトウネズミモチの枝を火にくべる体験をしてもらったところ、大変盛り上がりました。

31日には、倉敷市、倉敷市立自然史博物館友の会との共催で、「ミズアオイの種まき会」を開催しました。例年3月末に開催していた行事ですが、ミズアオイの種子の休眠の特性を考慮して時期を早めることにしたもので、まだ寒い時期ということもあり、参加申込みがあるかどうか心配していましたが、申込締め切り日前に定員となり、当日は大勢の子供たちに種まきをしてもらうことができました。中には泥に長ぐつをとられ、靴下が泥だらけになった子供もいましたが、その子も含めて、マスクをしていてもわかる笑顔がみられ、主催者側としてもうれしく感じました。

 

来園者(見学者)総数:91
見学・観察会等 (51名)
1/10 見学2名(岡山市北区)
1/16 定例観察会 植物園を楽しむ会103「とんどで藪入りを楽しむ」開催,参加者48名

朝方に降雨がありましたが、とんどやぐらにギリギリでシートを掛けることができ、事なきをえました。 正月飾りをとんどやぐらに置いていく参加者 無事火打石で点火成功し、燃えるとんど。

1/17 来園1名(山陽新聞倉敷本社記者,「重井薬用植物園の四季」写真撮影に来園)
その他の来園者
ボランティア・・・のべ40名

 

園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
1/13 倉敷の自然をまもる会会報「倉敷の自然」へ「奥西坂園地の草地保全活動報告「草活しようぜ!虫の原っぱづくり大作戦」について」投稿
1/29 ミズアオイ自生地 水抜きホース設置(1/31「ミズアオイの種まき会」準備作業)
1/31 「ミズアオイの種まき会」(倉敷市加須山,倉敷市・倉敷市立自然史博物館友の会と共催)参加者40名

ミズアオイの種子の休眠について解説中 自生地内で種まきをする子供たち。

 

学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
1/7 第68回 日本生態学会大会(岡山大会)実行委員会 出席(オンライン)
1/8 令和2年度 第3回 倉敷市生物多様性審議会 出席(倉敷市役所)
1/9 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館)
1/13 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市市民活動センター)
1/16 西大寺 ハマウツボ保護活動 関係者協議(オンライン)
1/21 岡山県野生動植物調査検討会 植物部会 出席(オンライン)
真庭市蒜山地域 自然再生協議会 立ち上げ準備ヒアリング(オンライン)

 

マスコミ取材、情報提供など
1/21 山陽新聞 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(ナズナ)掲載
1/29 2/7「たき火であそぼう!」追加募集について告知FMくらしき「週末です。930」スタジオ出演(2/7「たき火であそぼう!」延期に伴う追加募集について告知)
1/30 山陽新聞 倉敷・総社圏版 連載「重井薬用植物園の四季」(ヒイラギ)掲載
1/31 朝日新聞倉敷支局記者「ミズアオイの種まき会」取材

 

園内の管理作業など
温室エリア
樹木伐採(トウネズミモチ)/伐採樹木(エゴノキ,シロノチリツバキ等) 玉切り作業/草刈り作業(温室エリア南 休耕田)/植物植替え(ササユリ,ダイセンヒョウタンボク,ヒメユリ,マイヅルテンナンショウ,ウメガシマテンナンショウ,ムサシアブミ,ハマビシ)/手刈り・草取り作業(オキナグサ植栽地 草取り,外来チチコグサ・タンポポ類 駆除作業)/刈草・樹木枝 収集・焼却/栽培用砂 ふるいかけ・消毒作業/ボイラー室周り 排水溝掘り/観察路 整備作業(クロガネモチの根が露出していた地点に砂入れ)/「植物園を楽しむ会」とんど焼き やぐら作成

14日:とんど焼きやぐら 作成中(割った竹を組んだ中に、草や木を入れていきます。) 15日:温室エリア トウネズミモチ伐採(とんど焼きの際に火に枝をくべて葉がはじける音を体験してもらいました。)

湿地エリア
17日:湿地内部の草刈り開始草刈り作業(湿地内部,下池周囲,ユウスゲ植栽地,ユウスゲ植栽地北フェンス沿い)/伐採モウソウチク 玉切り・割り作業(とんど焼き準備)/手刈り・草取り作業(ミソナオシ・クコ株周り草刈り,外来チチコグサ類 駆除作業)/モウソウチク枝 焼却
その他
  • 4日:園内 水質(電気伝導度)定期調査
  • 20日:温室エリア~湿地エリア間市道沿い林縁 清掃作業(落枝片付け)
  • 27日:灯油温室ボイラー燃料 配達(270L)
  • 31日:破損 苗箱 解体作業(鉢底網として再利用のため)
  • 随時:作業用腰かけ サビ落とし・再塗装作業
  • 随時:ミズアオイ果実 袋詰め・解説付け作業
  • 随時:刈払い機 刈刃(チップソー)研磨作業

 

その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等
  • 植物園→外部
    • 13日:クチナシ果実を重井医学研究所附属病院 職員の方を通じ、「御南まんまるこども園」へ寄贈(草木染めに使用されるとのこと)
  • 外部→植物園
    • 27日:園芸用土・苗箱・肥料(環境省より、蒜山産ユウスゲ苗育成用の資材)
随時 植物園WEBサイト更新
  • 6日:真冬に咲く、ビワの花6日:「現在の見ごろ植物」(シロノチリツバキ,ビワ)
  • 8日:「植物園便り」(12月の活動)
  • 17日:「開園・行事カレンダー」(2/14「植物園を楽しむ会」要項公開)/「園内花アルバム」(「センダン」追加)
  • 22日:「お知らせ」(1/24予定「たき火であそぼう!」2/7へ延期告知)/「関連施設」ページ リニューアル
  • 随時:ウェブサイト構造 改修作業(「植物園便り」2016年以前)

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