園長からの一言
5日:植物園の一年を締めくくる、リンドウの花 |
15日:グラデーションが美しい、ウワミズザクラの紅葉 |
園内ではイロハモミジやウワミズザクラなどの紅葉が進み、園内はすっかり秋色に染まる季節となりました。ただ来園者は69名と少なく、しかも、そのうち52名分は、植物園ボランティアの方でしたので、それ以外の方の来園は「植物園を楽しむ会」の参加者17名のみ、という大変さみしい数字となってしまいました。秋はバス利用での団体見学やグループでの見学が比較的多い時期ですが、今年は新型コロナの影響もあってか、団体・グループでの見学申し込みがなかったことが影響しています。
ただ、見学者は少ないですが、ボランティアの方々には大変熱心に活動していただいており、園内の管理・整備作業は順調に進めることができています。例えば、温室エリアの池内部のミツガシワ(岡山県レッドデータブック2020:絶滅危惧Ⅰ類)は、数年おきに一部を掘り上げて、生育面積を抑制してやらないと池全面を覆いつくしてしまい、カワセミや水鳥などが来訪しなくなってしまうのですが、今年は手作業での除草・草刈り作業がボランティアの方々のおかげで想定以上に順調に進み、余裕ができましたので、久しぶりに掘り上げ作業を実施することができました。
植物園への来園者は少なかったのですが、1日に倉敷の自然をまもる会主催の秋の観察会、21日に真庭市主催のイベントで講師を務めたり、ボランティアさんに袋詰めしていただいた、クチナシの果実とジュズダマの実を倉敷市立自然史博物館の来館者プレゼントや友の会の「自然素材を使った手作り教室」用として寄贈を行ったりと、園外での活動も行っています。今後は季節的にも多くの来園者は望めない時期になりますので、情報発信などを工夫して行っていきたいと考えています。来園者(見学者)総数:69名
見学・観察会等 (19名) | |
11/13 | 来園2名(植物園ボランティアの方,それぞれ植物質問等に来園) |
11/16 | 定例観察会 植物園を楽しむ会101「荻揺れる秋の野を楽しむ」開催,参加者17名
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その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ50名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
11/1 | 倉敷の自然をまもる会 秋の観察会「小田川付替え工事現地見学 & 周辺環境 観察会」自然観察 講師/参加者26名(倉敷市船穂町柳井原 小田川付替え工事箇所周辺)
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11/8 | 希少植物自生地調査(久米南町) |
11/12 | 山焼き 火道切り(防火帯 草刈り)作業(11/21イベント準備)(真庭市蒜山上徳山) |
11/21 | 真庭市主催「茅葺き職人と楽しむ晩秋の蒜山高原」草原保全活動 講師,参加者50名
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新庄村 希少植物自生地 視察 | |
11/29 | ハマビシ保護地 整備作業(土ふるいかけ)(倉敷市玉島黒崎) |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
11/11 | 倉敷の自然をまもる会 理事会 出席(倉敷市市民活動センター) |
11/17 | 令和2年度 第2回 倉敷市生物多様性審議会 出席(オンライン) |
マスコミ取材、情報提供など
11/27 | 山陽新聞 朝刊 おかくらプラス面「まちナビ」に、12/6「植物園を楽しむ会」イベント紹介掲載 |
園内の管理作業など
温室エリア |
手刈り・草取り作業(カワラケツメイ植栽地,シロバナマンジュシャゲ植栽地,ススキ株,池内部ヒメガマ,ミツガシワ)/樹木剪定・伐採作業(池畔ヤナギ,エゴノキ,トウネズミモチ,シロノチリツバキ)/草刈り作業(内部フェンス沿い,ミヤギノハギ,昼咲きユウスゲ・ホソバキスゲ,池畔ヤナギ周辺)/刈り取りススキ「茅ぐろ」作成/カワラケツメイ植栽地 均し作業/外来植物駆除作業(外来チチコグサ類,外来タンポポ類)/刈草 収集・焼却 |
湿地エリア |
手刈り・草取り作業(外来チチコグサ類)/草刈り作業(ユウスゲ植栽地前広場) |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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