園長からの一言
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23日:ヌマエビ?を捕まえてドヤ顔?のカワセミ |
23日:温室エリアの池の岸で甲羅干しを満喫中のスッポン |
緊急事態宣言のため、5月も連休中に予定していた、端午の節句のショウブプレゼント、真庭市でのサクラソウ観察会、岡山市でのハマウツボ観察会に加え、「植物園を楽しむ会」も中止としましたが、予約見学については、岡山県や倉敷市などの要請に従いつつ、6日からは岡山県内在住者については受入れ再開とするなど、可能な限り、植物園の自然に触れる機会を提供できるようにしました。残念ながら、外出自粛ムードもあってか、この期間にはほとんど来園者がありませんでした。14日には岡山県については緊急事態宣言が解除となりましたので、それ以降、ぽつぽつと来園、見学の予約や、「植物園を楽しむ会」の再開予定についての問い合わせなどが入るようになりました。感染対策を講じつつ、どのように観察会を行うか、頭を悩ませているところですが、楽しみにしてくださっている方がおられることは、大変励みになっています。
さて、3~5月と、保護の上で必要な保全活動を除いて、イベントなどは中止にしましたが、その分の時間は、園内の管理作業、特に温室内や鉢植えで管理している植物の植替え作業を重点的に行いました。3~5月の間に植替えを行った種数をざっくりカウントしてみたところ、150種あまりの植物の植替えを行っていました。種類によってはポットの数が数十ポットほどあるものもありますので、ポット数でいうと倍以上になると思います。例年であれば、秋~冬の植替えシーズンだけでは全部に手が回らず、重要な植物を優先し、残りは2~3年に一度程度の頻度で植替えをしていたのですが、今年は温室内についてはほぼすべて植替えを行うことができましたので、枯れないまでも花をつけていなかった植物も今年、あるいは来年、花を見られるのではないかと楽しみにしています。
園内では、カワセミがやってきたり、池のふちでスッポンが甲羅干しをしたりと、動物たちが春(初夏)を満喫している姿が見られました。湿地エリアではトキソウが比較的良く咲いており、倉敷ケーブルテレビにも取り上げて頂きました。2012~2013年頃にかけて、湿地の地下水位の状態を改善するため、土のうを積むなどの処置をしたのですが、その効果がようやく反映されてきたようで、近年はトキソウの生育面積が徐々に拡大してきており、見ごたえのある群生となってきています。
見学・観察会等 (31名) | |
5/1 | 来園3名(倉敷市,園内散策に来園) |
5/16 | 来園1名(倉敷市,植物標本寄贈に来園) |
見学1名(倉敷市,ボランティア希望のため、説明を兼ねて見学) | |
5/23 | 来園2名(6月の楽しむ会の開催について、問い合わせに来園) |
5/29 | 見学3名(岡山市) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ33名 |
5/10 | ![]() |
5/14 | 真庭市蒜山 サクラソウ自生地 山焼き後の状況調査・植物写真撮影(真庭市蒜山上徳山)/真庭市蒜山下和 希少植物調査
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5/23 | ![]() |
特になし |
5/17 | しげい病院 広報誌「カワセミ」へ、植物園で撮影したカワセミの写真を提供 |
5/22 | 倉敷ケーブルテレビ 2名,園内湿地のトキソウを撮影に来園 → 同日夕方の「KCTニュース」にて放映 |
温室エリア |
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湿地エリア |
草刈り作業(入口~ユウスゲ前広場,ユウスゲ植栽地,ウバメガシ植栽地~中広場,ショウブ池周囲,キビヒトリシズカ植栽地周辺,奥広場)/手刈り・草取り作業(中広場~奥広場 水路内部)/伐採木 枝焼却 |
その他 |
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寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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