園長からの一言
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23日:温室南側の陽だまりで出ていたツクシ |
28日:ヒレンジャクの群れの来訪 |
初旬はそれなりに冷え込みましたが、中旬からは最低気温が0℃を上回る日も多く、暖冬を実感する日が続きました。暖かいと、様々な植物が早く咲きそう…な気がしますが、実際にはすべての植物が暖かければ早く咲く、というわけではなく、ある程度の寒さに遭わないと、芽や蕾が休眠から覚めない植物もあり、そういった植物は、今冬のように冷え込むことが少ないと、逆に開花が遅くなることがあります。22日に開催した定例観察会「植物園を楽しむ会」では、テーマを「春告げるマンサクの花を楽しむ」としていたのですが、ある程度は咲いていると見込んでいたアテツマンサクがなかなか咲かず、開催直前までハラハラしていました。それでも当日には、たった2輪ながら、開花した花を観察することができました。当日はあいにくの雨模様で、参加者は17名と少なめでしたが、「暖冬だと開花が遅れる理由」について解説を行ったり、シュンランの花芽が出てきていたり、春の到来を感じられるものを観察することができました。
13日には、地元の菅生小学校の3年生が、社会学習「とびだせ!菅生たんけんたい」として、植物園の見学に来園してくれました。植物園に来たことがないという子がほとんどでしたので、園内を一通り案内し、木の年輪の観察など、少しだけですが自然観察を楽しみました。その後は、温室の多目的スペースで子供たちから質問を受けました。後日、子供たちからの心のこもったお礼状を頂きましたが、また家族と一緒に来てみたい!という感想が多く、植物観察にはあまり適していない時期ではありましたが、子供たちが植物園に来て「自然って、何か面白そうだぞ」と感じてくれたようで、うれしく思いました。
園内の管理作業は、先月に引き続き、湿地内部や周辺の草刈り作業を行ったほか、植物の植替え作業を少しずつですが本格的に始めています。温室の南側の暖かい場所では、ツクシが顔を出し始め、時にはカワセミやヒレンジャクの群れが来訪するなど、少しずつ、生き物たちの動きも活発になってきているように感じています。
見学・観察会等 (41名) | |
2/1 | 見学2名(岡山市1,宮城県仙台市1) |
2/8 | 見学2名(倉敷市1,広島県広島市1) |
2/13 | 倉敷市立菅生小学校3年生 社会学習「とびだせ!菅生たんけんたい」見学17名(児童15名+引率2名)
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2/22 | 定例観察会「植物園を楽しむ会95(春告げるマンサクの花を楽しむ)」開催,参加者17名
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2/23 | 来園2名(植物園ボランティアの方,植物写真撮影に来園/倉敷市内の方, パンフレット・行事チラシ類を取りに来園) |
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その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ37名 |
2/13 | ![]() |
岡山県立博物館 文献調査(豊永村史・新見市史など郷土史誌 閲覧) |
2/8 | 倉敷市立自然史博物館友の会 幹事会 出席(倉敷市立自然史博物館) |
特になし |
温室エリア |
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湿地エリア |
草刈り(刈払機)作業(湿地内部)/樹木伐採・剪定(ウツギ)/刈草・伐採樹木枝 収集・焼却/外来チチコグサ類 駆除作業(薬剤塗布)/手刈り・草取り作業(展望デッキ下斜面)/中広場南 U字溝 グレーチング設置(既存の鉄板腐食のため交換)/ユウスゲ広場東 側溝 掃除・コンクリートふた 設置
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その他 |
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寄贈等 |
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