園長からの一言
31日:飛翔直前のヤマトタマムシ |
16日:今年は花が小ぶりだった?サギソウ |
お盆までは猛暑日が続いていましたが、園内の湿地では、今年もサギソウが暑さに負けず花を咲かせました。ただ、雨が多く、日照時間が少なかったためか、例年より1週間ほど花が遅く、また小ぶりな花が多いようでした。お盆が過ぎると朝晩に涼しさを感じるようになり、園内でも秋の花が咲き出しました。特に湿地のミズトンボ(湿性ランの一種)は例年より咲き出しが早く、22日頃には、サギソウとミズトンボの競演を見ることができました。
園内の行事では、11日には「夏の!虫をつかまえてみるかい!」を開催しました。熱中症対策のためもあり、朝8時という早い開始時間でしたが、大勢の子供たちが早起きして参加してくれました。時期的にトンボやセミなどがターゲットとなりましたが、中には見事、カブトムシ(雌)を見つけた子供もおり、大いに盛り上がりました。24日の「植物園を楽しむ会」も8時からの開始でしたが、18名の参加があり、ミズトンボの送粉様式(どのように昆虫に運ばれるか)などのほか、カモノハシ(イネ科)の雄しべと雌しべの花期がずれて咲いている様子などをじっくり観察しました。
園外では、18日に開催された倉敷市立自然史博物館の「自然の標本なんでも相談会」に講師の一人(種子植物担当)として参加したほか、22日には、岡山県希少野生動植物保護条例の指定種であるミズアオイの保護巡視員の任期更新に伴う委嘱式と現地視察があり、県や市の担当者、保護専門員や他の巡視員の方々と今後のミズアオイ保護について意見交換をさせて頂きました。
来園者(見学者)総数:114名
見学・観察会等 (70名) | |
8/9 | 来園2名(スポーツ活動サポートセンター倉敷 職員,来年度の事業協力依頼に来園) |
8/11 | 「夏の!虫をつかまえてみるかい!」開催(8~10時),参加者32名(うち子供17名)(+講師2名)
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8/12 | 見学3名(千葉県) |
8/22 | 見学2名(倉敷市) |
8/24 | 定例観察会「植物園を楽しむ会89(夏草の中の秋を楽しむ)」開催(8~10時)、参加者18名
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来園7名(放課後等デイサービス コンシェルジェ帯江,園内の散策,11~12時) | |
8/31 | 見学4名(倉敷市) |
その他の来園者 | |
ボランティア・・・のべ44名 |
園外での調査・講演・観察会などへの参加など各種活動
8/4 | 倉敷美しい森 モウセンゴケ類 定期調査(倉敷市曽原) |
8/18 | 「自然の標本なんでも相談会」種子植物担当 講師(倉敷市立自然史博物館) |
8/23 | 龍泉寺の湿地 保全に関する相談および湿地植物・水質調査(岡山市下足守) |
学会/外部の委員会/役員会への出席・参加など
8/2 | 岡山県 野生動植物調査検討会 植物部会(令和元年度 第3回)出席(岡山市南区内尾 岡山県環境保全事業団 事務所) |
8/22 | 岡山県希少野生動植物保護条例 指定希少動植物(ミズアオイ)保護専門員・巡視員委嘱式 出席(岡山県 備中県民局),ミズアオイ自生地 現地視察(倉敷市加須山)
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マスコミ取材、情報提供など
8/3 | 山陽新聞 倉敷・総社圏版「備中 ひと・風・景 高梁川流域100選」(74.ヒイゴ池湿地)記事掲載(園長のコメントが掲載) |
8/23 | 山陽新聞 編集局報道部 記者 龍泉寺の自然を守る会についての取材(外部の専門家としてコメント) |
園内の管理作業など
温室エリア |
植物植え替え(蒜山産ユウスゲ,メガルカヤ,エヒメアヤメ,キジョラン)/植物種子採集(ムラサキ)/手刈り・草取り作業(温室内 通路・ポット内部,蒜山産ユウスゲ ビニールポット内,プランター置き場,カワラケツメイ植栽地,イヌハギ・フジバカマ植栽地,樹木植栽地,マルバコウツギ・コウツギ植栽地)/草刈り(刈払機)作業(市道法面~溝周辺,温室エリア南 フェンス外部,池周囲,プランター置き場周囲)/刈草 収集・焼却/使用済み用土 フルイかけ(再利用のため)/蒜山産ユウスゲ苗 運搬準備作業(苗箱から折り畳みコンテナに入れ替え) |
湿地エリア |
草刈り(刈払機)作業(入口~ウバメガシ植栽地間 観察路)/刈草 収集・焼却 |
その他 |
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その他(貴重植物の寄贈・受け入れ・ウェブサイト更新など)
寄贈等 |
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随時 | 植物園WEBサイト更新
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